好調3番の坂本“送って”巨人13点!執念の原采配で今季4敗の天敵の広島・九里を攻略

[ 2021年9月23日 05:30 ]

セ・リーグ   巨人13ー0広島 ( 2021年9月22日    マツダ )

<広・巨>1回無死一、二塁、坂本は投前に送りバントを決める(撮影・奥 調)
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 巨人の初回の犠打は今季初。しかも打撃好調で3番に座る主将・坂本が決めた。チーム犠打数はリーグ最少だが、それほどまでに主導権が欲しかった。

 試合開始直後に相手の失策も絡んで得た無死一、二塁。原監督の「もらったような展開。大きなものにしたい」という執念を込めたサインに対し心が揺れることもない。「いつも通りのこと」と冷静に受け止め、投前にゴロを転がした。今季2つ目の犠打成功。直後、岡本和の2点適時打で先制劇につなげた。

 1球で決めたのが大きい。試合には目に見えない流れが存在する。相手先発は今季9勝中で4勝を挙げられている天敵・九里。坂本も試合前時点で打率・125だった。「昨日(床田に)完封されているのでやり返したかった」。犠打で先制点につなげると、3回は右中間適時二塁打で一挙5得点に貢献した。

 これで最年少400二塁打にあと「3」。397二塁打は歴代14位の野村克也氏に並んだ。09年の交流戦前。当時20歳だったが楽天の監督だった野村氏に「ほめ殺し」された。広角に打てること、足も速い、一発もある、と次々と長所を挙げられ「誰となら(トレードで)交換してくれるかな?マー君か岩隈くらいしかいないか…」とまで言ってくれた。

 原監督が坂本に犠打のサインを出すのは野村氏も認めた器用さを兼ね備えるからだ。地味な送りバントが生んだ13得点の大勝と言っていい。原監督が「非の打ちどころのない良いゲーム」と言えば、坂本も「良い勝ち方をした」と呼応。通算安打も2099とし、節目にあと1本とした。(神田 佑)

 《最年少400二塁打が目前》坂本(巨)が3回に今季21本目となる右中間二塁打。通算397二塁打とし400二塁打まであと3本に迫った。坂本は現在32歳9カ月。今季中に達成すれば70年榎本喜八(ロ)と03年立浪和義(中)の持つ33歳10カ月の最年少記録を更新するがどうか。

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