ソフトB・千賀、マリンの風は友達 首位ロッテに雪辱6勝 逆転Vへ、CSへ希望の連勝

[ 2021年9月23日 05:30 ]

パ・リーグ   ソフトバンク4-1ロッテ ( 2021年9月22日    ZOZOマリン )

<ロ・ソ>6勝目をあげた千賀はスタンドのファンにあいさつする(撮影・西川祐介)
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 ソフトバンクは22日、首位ロッテに4―1で快勝した。千賀滉大投手(28)が7回2/3、3安打1失点の快投で6勝目。今季2敗を喫していた相手に雪辱した。復帰間もないリバン・モイネロ投手(25)と森唯斗投手(29)の“元祖勝利の方程式”で2連勝したことも大きい。ロッテとは8ゲーム差の4位だが、奇跡の逆転優勝、そしてノルマのクライマックスシリーズ(CS)進出へ連勝パーツがそろってきた。

 7回2/3、3安打1失点で2連敗中だったロッテから今季初勝利。三河湾の海風を浴びて育った愛知県蒲郡市出身の千賀が、東京湾の浜風を味方に雪辱した。この日の上空の最大風速は11メートル。球場内では投手にとって基本的に向かい風だ。これを“追い風”にした。

 「風が強かったけど、よくある千葉の風なんで。“風と仲良くなる”をテーマにして、うまくいった。マリンで投げるとき、強風だと僕はほぼ勝っている。風と友達になれるようにした」

 ZOZOマリン通算15試合の先発で8勝4敗。決して苦手な球場ではないが、左足首じん帯損傷からの復帰戦だった7月6日のマリンは悪夢だった。自己ワースト10失点で3回途中KO。このときに3安打3打点された藤原も2三振を含む3打席で凡退させ、苦い記憶も風とともに去った。

 圧巻は7回だ。無死一塁でレアードに対し、前回14日のペイペイドームでの対戦で決勝2点打された外角カットボールを今回も勝負ボールに選び3球三振。同じく前回同点打された角中には153キロ外角直球で、山口には自慢のフォークで3者連続空振り三振に斬った。

 救援陣に風の影響が出て制球が狂うのを考慮し8回の続投を志願。1点を失ったが、後半戦の登板では6試合連続で先制点を与えていない。

 8回途中からモイネロ、9回を森が締めて昨季優勝の原動力となった「勝利の方程式」で2連勝。エースにも手応えはある。「森さん、モイネロと後ろで“抑えてくれる”と思える2人が戻ってきたことで雰囲気が良くなる。甘えないように頑張るけど、甘えられる状況で心の余裕もできる」と笑った。

 千賀の快投劇に工藤監督も興奮した。「ナイスでした。何と言っても最高、素晴らしい!前の悔しさもあった中でも強い思いを見られた。こういう試合をまずすることが大事」。残り26試合。まだ首位と8ゲーム差で借金は2つあるが、風向きは変わった。 (井上 満夫)

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