阪神・佐藤輝 お待たせ!23日1軍昇格 貧打&首位陥落のチーム救う 2軍戦一発締めで準備完了

[ 2021年9月23日 05:30 ]

ウエスタン・リーグ   阪神5-4広島 ( 2021年9月22日    由宇 )

<阪神2軍・広島2軍>9回1死一塁から2ランを放った佐藤輝
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 2軍調整中だった阪神・佐藤輝明内野手(22)の1軍昇格が22日、決まった。ウエスタン・リーグの広島戦(由宇)に「4番・右翼」で出場し、9回に降格後7試合目で初アーチとなる決勝2ラン。矢野燿大監督(52)は中日との試合後、23日から出場選手登録することを明言した。貧打&首位陥落と停滞ムード漂うチームの救世主となる。

 またも貧打に泣いた中日戦の試合後、矢野監督がついに断を下した。「うん、明日から上げる」。10日から2軍調整中だった佐藤輝を、23日から1軍に昇格させることを明言した。

 「まあ輝だけに期待するということはないけど、ファームに行っていろんな気持ちの変化や、いろんなことがあったと思うんでね。また輝らしくやってくれたらいいかな。リフレッシュして帰って来てくれたらと思います」

 誰もがその瞬間を待ち望んでいた。この日はウエスタン・リーグの広島戦に「4番・右翼」として出場。9回1死一塁で迎えた第5打席に、中田が2球目に投じた外角低めの直球をとらえた。逆方向への打球ながら、両翼100メートルのフェンスを軽々と越える決勝の左越え2ラン。降格後7試合目で出た初アーチが、1軍への道を切り開いた。

 「一番は本塁打を打ちたかったので良かった」

 会心のスイングに、佐藤輝も大きくうなずいた。公式戦では8月19日の1軍DeNA戦以来34日ぶりとなる一発。ベンチ前では控えめながら「Zポーズ」も披露した。5回の第3打席では右前打を放っており、ここ4試合で3度目のマルチ安打をマーク。「一番求められているのはホームランだと思いますし、自分の長所だと思っている」。自身も好不調をはかる一つのバロメーターとしてきただけに、この日の豪快弾は大きな意味を持つ。

 「ファームも優勝争いをしているので、チームにとっても良い本塁打になった」

 接戦を制し、ソフトバンクが敗れたことで優勝へのマジックナンバーは2。平田2軍監督からは「4番の仕事をしてくれた。一発ここで打ってくれないかなっていうところでの、期待通りの一発だよ」と称賛された。

 ここ5試合で6得点と貧打に泣く1軍は、中日に敗れ3日以来の首位陥落となった。23日の中日先発は左腕・笠原だが、右投手の打率・244に対し、左投手には同・273のデータが残る。前半戦の首位快走を支えた黄金ルーキー。13日間に及んだファームでの鍛練を経て、再びVへの救世主となる。(須田 麻祐子)

 ▼阪神・井上ヘッドコーチ(昇格の佐藤輝について)上げて、すぐ プレッシャーをかけるようなことは俺はしたくない。ルーキーだけども開幕からずっと頑張ってきたメンバーなんで。ともに戦う戦力としてなじんでくれると思います。

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