青学大1イニング10点の猛打で今季初勝利 ダメ押し2ランの泉口友汰主将「全員がつなぐ意識あった」

[ 2021年9月23日 15:10 ]

東都大学野球・第2週第2日   青学大10―1国学院大 ( 2021年9月23日    神宮 )

<東都大学野球 国学院大・青学大>4回1死三塁、右越え2点本塁打を放ち、この回チーム10得点目を挙げる青学大・泉口(撮影・木村 揚輔)
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 青学大が今季4戦目で初勝利を挙げた。0―0の4回に打者13人攻撃で10得点。1イニング10点は15年秋に亜大が日大2回戦の7回に記録して以来、6年ぶり。安藤寧則監督は「準備だと思う。それが結果として出たのは良かった」と喜んだ。

 8―0の1死三塁から右越えにダメ押しの2ランを放った泉口友汰主将(4年・大阪桐蔭)は「全員がつなぐ意識あった。みんなで盛り上がって、全員で攻めた結果。勢いに乗っかった」と振り返った。

 今春リーグ戦では開幕から40打席目で初安打と苦しんだが、今季は開幕戦の第1打席で安打をマーク。秋に向け、タイミングの取り方を修正し「ムダをなくして、シンプルに投手に対して打ちに行くこと」を意識し、思い切りの良さを取り戻した。チームの2桁得点は13年春以来となった。敵将の国学院大・鳥山泰孝監督は「1イニング10点は記憶にない。一つ間違えるとこうなるのが東都の1部だと思う」と話した。

 泉口は「この勢いで次のカードも勝てるようにやっていきたい」と引き締めた。これ以上ない形での今季初勝利。残りの3カードに、この勢いをつなげる。(川島 毅洋)

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