日本ハム・大海に魔の7回…新人10勝一番乗り消えた「あと1勝の難しさを改めて感じる」

[ 2021年9月23日 05:30 ]

パ・リーグ   日本ハム3-5オリックス ( 2021年9月22日    京セラD )

<オ・日>7回1死満塁、1点を失ったところで降板となった伊藤(撮影・北條 貴史)
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 両リーグ新人10勝一番乗りを懸けた日本ハム・伊藤の挑戦はまたも足踏みに終わった。6回1/3を8安打4失点。3回に3者連続三振を奪うなど快投を続けていたが、3―0の7回に暗転した。先頭のT―岡田からモヤ、安達と3連打を浴びて満塁。後藤を空振り三振させて1死を取ったが、伏見に左前適時打を浴びたところで降板した。後続も打ち込まれ、6敗目を喫した。

 5、6回に味方の援護を受け、白星の権利を手にしていただけに惜しい。「ボールが甘く入って…。やはり先頭(打者を)出すと、ああいう結果になる。食い止め切れなかったのは反省点」と頭を下げた。栗山監督は「疲れが出ていたのは分かった。7回はまだアクセルを踏めるかと思ったけど…。勝たせてあげられなかったのは申し訳ない」と話した。

 試合前、指揮官は伊藤とエンゼルス・大谷の価値観が似ていると表現した。「個人の数字はどうでもいい。2人はチームが勝つことが皆が喜ぶとか、夢を与えられると思っている。(伊藤が)エース(になれるか)は別にしてチームの中心になれる考えは持っている」。何度となく見せた、プレースタイルを変える勇気も伊藤の良さ。「何となく結果が出ると変わるのが怖くなる。だけど変わらなければ大きなところにいけないし、自分でしか変われない。大海(伊藤)や翔平(大谷)はそう」と言葉を続けた。

 大台到達は15日西武戦に続きお預けとなった。それでも東京五輪期間に広島・森下から伝授されたチェンジアップをここぞの場面で使うなど、日々進歩はしている。「あと1勝の難しさを改めて感じています。登板数は少なくなってきたけど、次回は引き締めて勝ちたい」と伊藤。チームでは06年の八木智哉(現中日スカウト)以来となる新人2桁勝利へ“三度目の正直”に挑む。それが最下位からの逆襲に懸けるチームのためだと信じているからだ。(伊藤 幸男)

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