3位・楽天は痛恨サヨナラ負け 同点9回に酒居が崩れるも石井監督は「一生懸命、腕を振ってくれている」

[ 2021年9月23日 18:27 ]

パ・リーグ   楽天3―4西武 ( 2021年9月23日    メットライフドーム )

<西・楽20>5回を終え、滝中の交代を告げてベンチに戻る石井監督(撮影・篠原岳夫)
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 楽天が敵地で西武にサヨナラ負けを喫した。3―3の9回、5番手・酒居は簡単に2死を奪ったが、森の左中間二塁打をきっかけに2死満塁のピンチを招く。続く代打・柘植に甘く入ったフォークを左前に運ばれ、痛恨の敗戦となった。

 序盤から常に相手を追いかける展開だった。初回、先発・滝中が森に先制ソロを被弾。4回に1死一、三塁から島内の左犠飛で同点としたものの、5回と6回に1点ずつを失った。それでも、7回には茂木の適時打や「代打の代打」で起用されたカスティーヨの適時打で同点に追いつく意地をみせ、接戦に持ち込んだ。

 この日は首位・ロッテと2位・オリックスがそろって敗れた。上位チームとの差を縮めるチャンスだっただけに、手痛い1敗になった。守護神・松井が負傷離脱している状況ではあるが、石井監督は「敗戦はもちろん痛いけど、酒居も一生懸命チームのために腕を振ってくれている。敗戦の原因を一個人にもっていきたくない。もう1点とれたのか、もう1点防げたのか。チーム全体でやっていかなければいけない」と前を向いた。

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