エンゼルス・大谷 残り11戦、キング争い“三つ巴”最終決戦見逃すな!10戦ぶり45号で1本差に迫る

[ 2021年9月23日 02:30 ]

ア・リーグ   エンゼルス5-10アストロズ ( 2021年9月21日    エンゼルスタジアム )

<エンゼルス・アストロス>8回無死、大谷は45号ソロ本塁打を放ちナインの出迎えを受ける(撮影・沢田 明徳)
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 豪快弾で再加速だ。エンゼルスの大谷翔平投手(27)が21日(日本時間22日)、アストロズ戦で10試合、46打席ぶりのアーチとなる45号ソロを放った。本塁打王争いは46本でリーグトップのウラジーミル・ゲレロ内野手(22=ブルージェイズ)、サルバドール・ペレス捕手(31=ロイヤルズ)に1本差に迫った。逆転キングへ。残り11試合、最後のデッドヒートから目が離せない。

 大谷は打った瞬間、下を向いて走りだした。10試合、46打席ぶりの一発。ゆっくりと顔を上げ、表情を変えずにダイヤモンドを回った。うれしさより安堵(あんど)が上回っているようだった。

 4―10の8回無死。敗色濃厚な展開でも集中力を失わなかった。右腕ハビエルの内角93・8マイル(約151キロ)直球を振り抜くと、打球は一直線に伸びて右翼席中段に着弾。ジョー・マドン監督が「It was crushed(ボールを粉砕したね)」と驚いた一撃だった。日米通算140本塁打に到達した今季45号。19年に主砲トラウトがマークした球団歴代2位に並んだ。注目の本塁打王争いはリーグトップのゲレロ、ペレスが足踏みし、1本差に肉薄した。

 10日に44号を放った後、ここまで長打すら出なかった。地区上位との対戦が続き、トラウトやレンドン不在の迫力不足の打線では大谷にマークが集中し、13敬遠もリーグ最多。「甘い球の絶対数も少ない。いい打撃ができる機会もなかなか難しい。打撃自体も強引になっているところもある」と苦悩を深めていた。それでも、試合前の打撃練習は屋内で最小限にとどめた。今季は二刀流調整の負担軽減のため、開幕戦以外は屋外でバットを振っていない。ぶれずに信念を貫き、445フィート(約136メートル)の特大弾を叩き込んだ。

 直前の3打席目には、右前打を放っており、3試合ぶりのマルチ安打。マドン監督は「右前打は良かったし、逆方向への飛球(記録は中飛)もあった。良い兆候だった」と分析。さらに「打つことも投げることも、力強くフィニッシュすることができる状態にある」と打撃復調に太鼓判を押した。

 3冠王を狙うゲレロらとのMVP争いの行方も問われた指揮官は「他選手は2、3、4位だ」と、改めて大谷の「当確」を訴えた。1918年のベーブ・ルース以来、103年ぶりの「2桁勝利&2桁本塁打」達成とともに、本塁打王獲得へ期待が高まる。大激戦のタイトル争いは、大谷の豪快アーチとともに最終章に入った。(柳原 直之)

 ≪トラウトに並んだ球団史上2位≫大谷は45本塁打に到達し、トラウトが19年に記録した球団史上2位に並んだ。00年トロイ・グラースの47本の球団記録にあと2本と迫っている。また、今季は23盗塁を記録しており、45本塁打と20盗塁を同一シーズンでマークしたのは07年のアレックス・ロドリゲス(ヤンキース)以来、史上13人目となった。

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