データでみる岩隈 圧巻の08年楽天時代 21勝、防御率1.87、勝率.840で投手3冠

[ 2020年10月20日 05:30 ]

巨人・岩隈引退発表

11年、星野監督(左)と岩隈
Photo By スポニチ

 岩隈(巨)の日本でのハイライトは楽天時代の08年だろう。21勝(4敗)、防御率1.87、勝率.840で投手3冠に輝き、MVP、ベストナイン、沢村賞を受賞。最多勝は近鉄時代の04年(15勝)以来2度目で、当時5人目の2球団での最多勝獲得となった。また、20勝以上、防御率1点台以下、勝率8割以上の3項目をクリアしたのは、59年の杉浦忠(南海)以来、49年ぶりで、以後は、13年の田中将大(楽)しかいない。

 他にも多くの記録をつくった。01年5月29日、日本ハム戦ではプロ2年目で初登板初勝利(中継ぎ)。エースに成長した04年には、今季、菅野(巨)に破られるまでプロ野球記録だった開幕投手による無傷の12連勝を成し遂げた。05年3月26日のロッテ戦では楽天初試合の開幕投手の栄誉。見事1失点の完投で球団に初勝利をもたらした。10年8月31日ロッテ戦では当時のスピード9位となる205試合で100勝到達。また、先発として一時代を築いた岩隈らしくデビュー2戦目からの225試合連続先発登板は日本歴代4位になった。

続きを表示

この記事のフォト

2020年10月20日のニュース