西武 法大152キロ左腕・鈴木を最上位クラスにリストアップ 1位指名は競合必至の近大・佐藤が有力

[ 2020年10月20日 05:30 ]

西武がリストアアップした法大・鈴木
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 西武が今月26日のドラフト会議で1位指名が有力で競合必至の近大・佐藤輝明内野手(21)の外れ1位候補として法大・鈴木昭汰投手(22)をリストアップしていることが19日、分かった。鈴木は最速152キロの直球にスライダー、チェンジアップなど多彩な変化球も操る本格派左腕で、今秋リーグ戦はここまで4試合で1勝2敗、防御率1・13の好成績。渡辺久信GMも視察し、すでに調査書も提出済みだ。

 1位指名は将来の正三塁手候補の佐藤が濃厚。佐藤は1位指名を公表したオリックスだけでなく、巨人、阪神の1位指名も予想され競合の可能性が高い。渡辺GMは9月末の編成会議でドラフトの方向性について「野手の選択肢もある中で、当然先発投手もある」と説明。抽選を外した場合の1位候補もリストアップし、その中で鈴木の名前は最上位クラスに位置している。

 即戦力左腕は近年の補強ポイントでもある。現在、チームの左投手は先発では新人の浜屋が2勝を挙げているものの、期待された新外国人のノリンは左肩違和感で離脱中。榎田も今季は勝ち星なしと厳しい状況が続く。

 今季はリーグ3連覇は絶望的な状況。右投手では高橋光、今井、平良ら若手の台頭が目立っているだけに、左投手を充実させることが来季以降の課題だ。

 ◆鈴木 昭汰(すずき・しょうた)1998年(平10)9月7日生まれ、茨城県出身の22歳。土浦四中では土浦霞ケ浦ボーイズに所属し、U―15日本代表入り。常総学院では春夏3度甲子園に出場し、16年夏はエースで8強入りした。法大では17年秋に1年でデビューし、大学日本代表候補にも選出された。リーグ戦通算3勝4敗。1メートル75、81キロ。左投げ左打ち。

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2020年10月20日のニュース