広島・奨成 1軍再昇格へ現状打破!「どの場所でも腐らずにやるのは当たり前」

[ 2020年10月20日 05:30 ]

今季1軍デビューを果たすも4打数無安打に終わった中村奨
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 1軍再昇格を目指す広島・中村奨成捕手(21)が、現状からはい上がるためのきっかけを探している。今季1軍デビューを果たすも4打数無安打。一時3割超を誇ったウエスタン・リーグでの打率は・236まで落ち込み、高卒3年目シーズンもプロ初安打がかなわないまま終わろうとしている。浮き沈みのあった今季も残りわずか。1軍経験から得た収穫や焦りなどを明かした。

 成長を確信した当時の手応えは、どこかに見失った。ウエスタン・リーグ打率・236(148打数、35安打)、0本塁打。不振脱出にもがく思いとは裏腹に、中村奨の再昇格は日々遠くにかすんでいく。

 「まだまだレベルが低い中で、1軍に呼んでいただいた。1軍で僕のレベルの低さをすごく感じた。2軍でいろいろと試しながら、自分をレベルアップさせないといけない」

 念願の1軍デビューが不調に陥る分岐点になった。2軍打率リーグトップ・339の好調さを買われて、7月25日に自身初昇格を果たした。4打席無安打に終わり、8月8日に降格。すると2軍合流後、同・186(102打数19安打)と迷い込んだ。再昇格への焦りが打席内での平常心を狂わせたのだ。

 「2軍に落ちて、早く結果を残さないといけないと思った。その意識が強くなりすぎると、自分の打撃よりも優先して結果だけを求めてしまう。結果も大事ですけど、その1打席の内容を突き詰めないといけないのに…」

 一方で、プロ初安打にはつながらなかった1軍での4打席には収穫もあった。「1軍でも甘い球は来た。その甘い球を誠也さんとかアツさん(会沢)は、確実にヒットゾーン、スタンドに放り込む。その辺の技術を上げないといけない。1軍を経験してからは、早いカウントの甘い球を一発で仕留めることをより意識するようになった」。成績が低迷しようと、決して後退しているわけではない。

 会沢の離脱で9月11日に緊急昇格。出場機会すら与えられず5日間で再降格して以降、1軍から声はかかっていない。「去年までなら、緊急事態があっても呼んでもらえていない。頑張っていれば見てもらえるとモチベーションにもなった。いいものを出し続ければ、また(1軍に)呼んでいただけると思う。どの場所でも腐らずにやるのは当たり前。そこを変えずにやっていきたい」。今季も残り1軍18試合、2軍9試合。シーズン最終盤でも試すべきことは尽きない。(河合 洋介)

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