ソフトB ドラ1は近大・佐藤が最有力!永井スカウト室長 競合覚悟「その年のNO.1で」

[ 2020年10月20日 05:30 ]

近大・佐藤
Photo By スポニチ

 ソフトバンク・永井智浩編成・育成部長兼スカウト室長(45)が19日、オンラインで取材対応し、26日のドラフト会議での1位指名選手について言及した。現時点では複数球団が1位候補に挙げる近大・佐藤輝明内野手(4年)が最上位にリストアップされているとみられる。関西学生野球リーグ新記録となる通算14本塁打をマークした大砲の争奪戦に、参戦する可能性が高まった。

 17日に王貞治球団会長らを含めた会議を実施。ドラフトでの補強ポイントなどを話し合い、方向性を決めた。永井スカウト室長は、ドラフト1位選手の事前公表は避けたが「野手か投手かというより、1位の入札はその年のNO.1で行きたい」と、競合覚悟の思いを口にした。

 その最上位に名前が挙がっていると見られるのが、近大の左の大砲・佐藤だ。チームの編成面を考えても、松田宣の後継者探しは急務。永井室長は「そんなに毎年出てくるタイプではない。日本人の大砲になる可能性がある」と評した。佐藤にはすでにオリックスが1位指名を公表。巨人、阪神など複数球団での競合が予想される。それでも「抽選になるからやめるとかはない」(永井室長)とした。

 今月7日には福山龍太郎アマスカウトチーフらが近大グラウンドを訪れ、佐藤と面談した。「ソフトバンクさんは層が厚い」と印象を口にしていた佐藤は、同18日にはリーグ新記録となる通算14本塁打をマーク。長打力が最大の魅力だが、足も使えて、三塁や外野守備も安定感がある。走攻守全てで即戦力になれる素材だ。
 また、投手での1位候補にはロッテが1位指名を公表した早大の左腕・早川が挙がっており「左は12球団どこも欲しい。150キロを超えるストレートが魅力。秋に(成績が)上がってくる選手は活躍しやすい」とした。

 26日のドラフト会議まで1週間を切った。競合覚悟で、未来の大砲獲りを目指すことになりそうだ。

続きを表示

2020年10月20日のニュース