ロッテ零敗…新型コロナ新たに11人判明22人入れ替え…松本球団本部長「コロナは恐ろしい」

[ 2020年10月7日 05:30 ]

パ・リーグ   ロッテ0―3オリックス ( 2020年10月6日    ZOZOマリン )

<ロ・オ>2安打しか打てす。敗れたロッテナインは肩を落とす(撮影・長久保豊)
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 ロッテは6日、新たに荻野貴司外野手(34)、角中勝也外野手(33)ら7選手を含む11人の新型コロナウイルス感染が判明したと発表。4日に感染が発表された岩下大輝投手(24)らと合わせ計13人の大量感染となった。同日、岩下の濃厚接触者も含めて11人の出場選手登録を抹消。藤原恭大外野手(20)ら11人が2軍から緊急昇格してオリックス戦に臨んだが、わずか2安打で零敗を喫した。  

 わずか2時間27分。今季10戦目で、ついに本拠地でオリックスに敗れた。打線が山本の前に沈黙し、今季ワーストタイの2安打で8度目の零敗。井口監督は「相手投手がいい調子だと分かっていた。積極的に振っていったが、ヒットが出なかった」と振り返った。

 試合前には4日に実施したPCR検査結果が発表されていた。7選手、伊志嶺コーチ、スタッフ3人の計11人が感染。球団は検査を受けた48時間前からの行動を調べたが、陽性になった全員が球場への車の移動と練習、試合以外での外出記録はなかった。松本尚樹球団本部長は「保健所と話したが、感染経路は全く分からない。対策は徹底的にやった。コロナは恐ろしいと改めて感じた」と話した。

 7選手には荻野、角中、清田、藤岡ら主力の名前が並んだ。4日に陽性となった岩下と飛行機などで隣席だった和田、小野ら4人は濃厚接触者として特定された。松本本部長は陽性者の復帰のメドについて「早ければ1週間」としたが、陰性となるまで戻れない。濃厚接触者は2週間の隔離が必要となる。

 球団はコロナ対策を徹底。手洗い、うがい、ロッカールームでもマスクを着用させた。外出ルールも地域の状況を見ながら「外出禁止」「4人以上での会食禁止」などを厳命。先週の日本ハム3連戦についても、松本本部長は「誰も外食に出ていない」とヒアリングの結果を報告した。

 9月下旬に計9人の感染を出した阪神は、会食が原因とされるが、同じ行動履歴は見当たらない。それでも、球界最大の感染者が出た。この日からナインはマスク姿で円陣を組み、試合中の控え選手はマスク着用し、警戒レベルを上げた。

 5日にPCR検査を受けた2軍が全員陰性だったことで、計22人の入れ替えも断行。外野陣は荻野、菅野、角中、清田が抜け、緊急昇格したドラフト3位の高部が1番でデビューした。さらに正遊撃手の藤岡に加え、鳥谷、三木も離脱したため、同じく昇格した茶谷が遊撃で先発出場。しかし、高部は4打数無安打3三振。茶谷は3回の初打席で空振り三振を喫し、交代した。

 若い野手陣はいずれも結果を残せなかったが、9回に今季初登板した4年目の佐々木千は1回無失点と好投。指揮官は「チャンスがあればみんなに与えたい。これからも若手を使っていく」と言った。ピンチをチャンスに変えるには、若い力が必要。今は耐えながら、2ゲーム差の首位ソフトバンクに食らいつく。(横市 勇)
 ▽感染拡大防止特例2020(通称・特例2020)新型コロナウイルスの影響を最小限に抑えてシーズンを円滑に進行させるため、感染者や濃厚接触者などが出た場合に柔軟に選手を入れ替えられるようにする今季限りの特例。感染やその疑いで出場選手登録を外れた場合は代替選手を指名できる。また、体調の回復や感染がなかったことを証明する医師の所見などがあれば、規定の10日間を待たずに再登録できる。

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