ソフトB 好機逃し逆転負け…救援陣崩れ2連敗、2位ロッテとのゲーム差再び「1」

[ 2020年10月7日 22:13 ]

パ・リーグ   ソフトバンク3―4西武 ( 2020年10月7日    メットライフD )

<西・ソ>グラウンドに一礼してベンチを後にする工藤監督 (撮影・白鳥 佳樹)
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 首位ソフトバンクは西武に3―4で敗れ2連敗。プロ2年目の杉山が3―1とリードした3回途中から2番手としてマウンドに上がり、自己最長となる3回2/3を2安打1失点の好投。プロ初勝利への期待が高まったが後続が打たれ逆転負け。6番手のモイネロが1回2安打1失点で2敗目を喫した。打線は柳田の26号2ランなどで先制するも4回以降沈黙。何度も好機を作ったが11残塁と追加点を奪えなかったことが響いた。勝った2位ロッテとのゲーム差は再び「1」に縮まった。

 ソフトバンクは初回、1死二塁から柳田が26号2ランで先制。浜屋が投じた143キロのストレートを軽々とレフトスタンドに運んだ。3回には2死走者なしから追加点。柳田が四球で出塁すると、続くグラシアルの右中間フェンス直撃の一打で一気に本塁へと生還した。

 先発の笠谷は安定した立ち上がりを見せたが2回、得意のナックルカーブの制球が徐々に乱れ始め外崎、木村と連続四球。この回は無失点で終えたが3回にも金子、源田と連続四球を与え無死一、二塁のピンチを招くと栗山にライトフェンス直撃の適時打を浴び1失点。続くメヒアを空振り三振に仕留めたところで降板。わずか2安打ながら2回途中65球で2番手の杉山にマウンドを託すことになった。

 1死一、三塁からの登板となった杉山はスパンジェンバーグ、山川を連続三振。見事な火消しで追加点を与えず。1メートル93という長身から投げ下ろす150キロ台のストレートと140キロ台のフォークで5回まで零封。6回にはメヒアに153キロのストレートを完璧に捉えられ11号ソロを浴びたが、自己最長となる3回2/3を投げ抜き2安打5三振の好投を見せた。

 しかし“盤石の救援陣”が誤算。7回、1死走者なしから登板した4番手の嘉弥真は2死一塁から金子に盗塁を許すと源田に四球を与え2死一、二塁のピンチ。ここで栗山に中前適時打を浴び3―3の同点に追いつかれた。8回には6番手のモイネロが2死三塁から木村に左中間を破る適時二塁打を浴び、決勝点を奪われた。

 一方、打線は4、5、6、7、8回と毎回得点圏に走者を出すも無得点。残塁の山を築き、9回は三者凡退に終わった。

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