エンゼルス・大谷 7試合ぶり先発で復調6号 構え修正が奏功「ボールの見え方が良かった」

[ 2020年9月21日 02:30 ]

ア・リーグ   エンゼルス4―3レンジャーズ ( 2020年9月19日    アナハイム )

<エンゼルス・レンジャース>2回、6号ソロ本塁打を放った大谷翔平(AP)
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 エンゼルスの大谷翔平投手(26)が19日(日本時間20日)、レンジャーズ戦に「6番・DH」で7試合ぶりにスタメン出場し、2回の第1打席でいきなり6号ソロを放った。不振で出場機会がなかった期間に取り組んだのは打席での「構え」の修正。よりシンプルなフォームが奏功し、5回には中前打を放つなど復調を印象づけた。

 試合前の時点で打率・189。故障以外では最長の7試合ぶりのスタメン出場だった。二刀流とはいえ、打者に専念している状況。悔しくないわけがない。大谷が打席での「景色」を変え、結果につなげた。

 「一番は構え。構えている時の全体の見え方。一番、最初(始動)なので、そこに一番取り組みました」

 0―3の2回2死。右腕リンの外角高め95マイル(約153キロ)直球を引っ張ったライナー性の当たりは打球速度109マイル(約175キロ)、同飛距離385フィート(約117メートル)を記録し、右翼フェンス上部の本塁打境界線(イエローライン)を越えた。「1打席目に結果が出るか出ないのでは全然違うと思うので、そういう意味でも良かった」。8月23日以来、自己ワーストから2番目のブランクとなる62打席ぶりの一発だった。

 欠場中は「普段と同じ練習の中で良い感覚かどうか分かる」とあえて練習内容は変えなかった。ティー打撃やマシン打撃に取り組む中で構えをよりシンプルなものに変更。「意識はしていない」と語るが、以前のようにバットを揺らしてタイミングを取らず、トップの位置を固定した。背筋も伸び、スイング軌道も理想のインサイドアウトで安定。本来の強い打球を取り戻した。

 5回は中前打で今季6度目の複数安打。6回の一ゴロも鋭い当たりだった。これで打率・200とし、レイズ・筒香、レッズ・秋山と日本の野手3人が打率2割台に戻った。大谷は「この3打席だけで判断するのは早い」と慎重だが「ボールの見え方としては良かった。継続してやりたい」とも語った。レギュラーシーズンは残り7試合。悔いを残さず、特別な一年を終える。(アナハイム・笹田幸嗣通信員)

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