マエケン ツインズ“やり直し”トレード急転成立!3球団間で破談も…2球団間で決着

[ 2020年2月11日 02:30 ]

自主トレを公開し、キャッチボールするドジャース・前田
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 ドジャースの前田健太投手(31)がトレードでツインズに移籍すると9日(日本時間10日)、大リーグ公式サイトなど、複数の米メディアが伝えた。レッドソックスを含めた3球団間のトレードは決裂したが、先発投手の補強が急務のツ軍がド軍と再交渉し、2球団間で決着した。

 ツインズの執念が実り、いったん破談した前田の移籍が形を変えたトレードで成立した。ツ軍は前田のほかにマイナー選手1人と1000万ドル(約11億円)を、ドジャースは21歳の右腕グラテオルとマイナーの外野手、今年のドラフト会議の全体67番目の指名権を得る。

 ツ軍とドジャース、レッドソックスの3球団間の大型トレードは4日の報道で表面化。だが、グラテオルの移籍先だったレ軍が医療リポートを見て、先発に向かないと問題視。追加要員を求められたツ軍が応じなかった。しかし、前田をどうしても獲得したかったツ軍はド軍との直接トレードに切り替えた。

 前田が評価されているのは、空振り率の高さ。スライダーとチェンジアップを駆使し、昨季は2000球以上投げた先発で両リーグ7位の空振り率(14%)を記録した。ツ軍はベリオス、オドリッジに次ぐ3番手として期待している。ド軍はポストシーズンを中心に前田をリリーフで起用するケースも多く、先発固定を望む31歳と双方にメリットがあるトレードとなる。

 交換要員のグラテオルは100マイル(約161キロ)超の剛速球の持ち主で「人間バズーカ砲」の異名を持つ21歳の有望株。しかし、昨季9年ぶりに地区優勝を果たし、今季は29年ぶりのワールドシリーズ制覇を目指すツ軍はその右腕を放出してでも、前田獲得に踏み切った。現在、前田が広島、ド軍時代につけていた背番号18は、捕手のガーバーが背負っている。しかし、球団関係者によれば、ガーバーは喜んで譲渡の相談に応じるという。

 球団スカウトは「フライボール投手の前田はツインズにフィットする」と評価している。チームの外野陣は中堅で俊足強肩のバクストンを筆頭に守備範囲が広く、ア・リーグで屈指。ここまで4年間で47勝を挙げている前田の、さらなる白星量産に期待が高まる。

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