古田敦也氏、野村克也さん追悼 恩師の教え胸に「継承して次の世代に」

[ 2020年2月11日 13:19 ]

古田敦也
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 ヤクルトOB、元監督で野球評論家の古田敦也氏(54)が11日、現役時代の監督だった野村克也氏(享年84)の訃報を受け哀悼の意を表した。

 「テレビにも出られていたし、お元気だとみていたので…。突然のことで、驚きました」。

 テレビ取材のため宮崎・西都のヤクルト2軍キャンプを取材。早朝、仕事先の大阪から空路、宮崎を目指す伊丹空港で野村氏の息子である楽天・野村克則作戦コーチからのメッセージで訃報に接した。「9年間、ご一緒させていただいて1からというか、プロ野球は何だとか、捕手としてのイロハというか、それも含めて“こうやって生き抜いていくんや”とかそういう気持ちの入ったお言葉を頂いた」。現役時代、同じ捕手として師弟関係でもあり、自身のヤクルト監督就任時にも言葉を贈られたという。「僕が監督になったときの一番の教えは選手と距離をおきなさいと。残念ながら監督というのは非情な決断をしないといけない。決断していかないといけないときがあるので、ある程度の一線は引きなさいというのが監督の教えだった」と振り返った。

 監督、選手として接した野村氏については、近くにいたからこそ感じる人柄もあった。「理論ばっかりみたいな感じだけど、どちらかというと感情的な方でね、やっぱりよく怒っていた。プロ野球選手たるものそういう攻撃的な姿勢、積極的な姿勢、怒りとか、そういう負けたくないという気持ちとかを持っていて当たり前なんだと。負けず嫌いの塊。ベースはそれだった」。連日行われたミーティングも今では糧となっている。「僕たちの知らない言葉だったり、ものごとの真髄を突いている言葉だったり。そういうのをかみ砕いて毎日ミーティングしていただいて、監督にとっても大変な作業だったと思う」と懐かしんだ。

 最後に顔を合わせたのは1月21日に行われた金田正一氏のお別れの会だった。11日に帰京予定で「ひと目、お会いしたい」と別れを告げに足を運ぶ意向。「やっぱり僕もかなり影響を受けているし、それが正しいと思ってやってきて成長できている。それを継承して次の世代に伝えていくのが我々の仕事だと思っている」と話した。

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