野村克也さん 愛妻・沙知代さんと同じ虚血性心不全で死去 冬場に多く発症

[ 2020年2月11日 19:05 ]

野村克也さんと妻・沙知代さん
Photo By スポニチ

 元ヤクルト、阪神、楽天などの監督で、「ノムさん」の愛称で親しまれた野村克也(のむら・かつや)さんが11日午前3時30分に虚血性心不全で死去した。84歳。奇しくも17年12月に急死した妻・沙知代さん(享年85)と同じ死因だった。

 虚血性心不全(虚血性心疾患)は、心筋への血流が不足し、酸素などが行き渡りにくくなって心臓機能が低下する病気。冠動脈が狭くなる狭心症や、冠動脈が詰まって心筋細胞が壊死(えし)する心筋梗塞などが含まれる。症状としては、胸を圧迫されるような痛みや吐き気のほか、背中や腕に痛みが出る場合もある。不整脈は動悸(どうき)、息切れなどの症状が表れるという。

 原因は、暴飲暴食、塩分・糖分の取りすぎ、疲れを翌日に持ち越すなど日常の生活習慣や喫煙が大きく関わっている。また、冬には寒さで血管が収縮し血圧が高くなることから、温度差が激しい場所に入った時に虚血性心疾患を起こすことが多い。

 女優の生田悦子さん、お笑いタレントの前田健さんらも虚血性心不全で死去している。

続きを表示

2020年2月11日のニュース