阪神・矢野監督 教えられた“頭で考える”ことの大切さ「野村監督のおかげでいい野球人生を…」

[ 2020年2月11日 17:58 ]

<練習試合 日・神>野村克也氏の訃報を受け、試合前に黙とうする矢野監督(左)ら(撮影・坂田 高浩)
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 阪神の矢野燿大監督(51)が11日、練習試合の日本ハム戦が行われた名護市営球場で、野村克也氏の他界を悼んだ。98年に中日から阪神にトレード移籍し、翌99年に野村氏が監督就任。その年に9年目で初の規定打席に到達し、打率・304と飛躍した。自身を一人前のプロ野球選手に育ててくれた恩師の訃報に沈痛な表情で言葉を絞り出した。

 「急なことなので、びっくりしたというのが最初。うまい者がレギュラーになれる、結果を残す、というものじゃないよと。頭で考えてやれば、そういう選手たちに追いつけるというのを教えていただいたのは野村監督。僕もそのおかげで自分が思ってるよりもいい野球人生を歩ませていただけました」

 一昨年オフの就任時も報告に出向いた。「その時も本当に長い時間お話いただいて」。ボヤキが代名詞だった恩師には「褒められたことはほぼなかった」と振り返りながら「唯一、長崎でね。“お前もよく頑張ってるな”と打撃練習の時に言っていただいて。“古田の時も良い投手陣じゃなかったけど、だからこそ学べるんだ。だからお前もしっかり今のうちに学んでおけ。頑張るんだぞ”と言っていただいたのはすごく覚えています」と在りし日を懐かしんだ。

 試合は若虎が躍動し、5―0の完勝。2安打した正捕手の後継者・梅野には「対外試合で内容のしっかりしたものが見せられたのは、本人も手応えがあると思う」としながらも「みんな同じになるけど“今日のでいいよ”と言えるような選手たちじゃない」とノムさんばりの辛口でさらなる成長を求めた。

 自身は野村氏も経験した阪神監督として日本一を目指す。「まずは出会わせてもらったことに感謝。自分はすごくラッキー。本当に野球が大好きな方だったし、その野球に自分が恩返ししていくことが野村さんの供養につながると思う。そういうお礼を言いたい」と決意を新たにした。

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