広島5カード連続負け越し 明暗分けた松山の走塁 緒方監督苦言「踏まないとダメ」

[ 2019年7月18日 05:30 ]

セ・リーグ   広島1―3DeNA ( 2019年7月17日    横浜 )

ベンチで腕を組む緒方監督(撮影・篠原岳夫)
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 どうにもかみ合わない。広島は17日のDeNA戦を1―3で落とし、連続負け越しは5カードに伸びた。1点優勢の3回、松山の二塁適時内野安打を巡る判定がリプレー検証でアウトに覆り、2点目が幻に。先発・ジョンソンもロペスへの1球に泣いた。19日からは本拠地で首位・巨人と3連戦。大声援を背に、リーグ3連覇中の底力を見せたい。

 思うに任せない現実を象徴するシーンだった。傾いていた試合の流れが変わり、彼我の明暗を分けた微妙なワンプレー。当事者の松山は「ちゃんと(一塁ベースを)踏まないといけなかった。危ないと思って引いてしまった…」とうなだれた。

 1点優勢の3回2死二塁の場面だ。一、二塁間へ転がった松山の打球を、二塁手・中井がダイビング捕球。一塁はクロスプレーとなったが、タイミングはセーフで、一塁塁審の小林もセーフの判定を下した。この間に二走・鈴木は2点目のホームを陥れていた。

 ところが…だ。DeNA側のリクエストによってリプレー検証に入り、セーフは一転してアウトに覆る。打者走者の松山は、送球を受けたロペスと一塁上で交錯し、ベースを踏んでいないと判断された。いきおい、2点目も幻と消えた。

 「(ロペスと)ぶつかると思って、歩幅が合わなかったんじゃないかな」と高ヘッドコーチ。一方で山田守備走塁コーチは「交錯は関係ない。ぶつかろうが何しようが、一塁ベースを踏まないといけない」と指摘した。

 チームに暗い影を落とした微妙なプレー。振り返れば、初回からかみ合わなかった。不安定だった浜口の立ち上がりを攻め切れず、挙げた得点は三好の押し出し四球による1点だけ。1死満塁で打席が回り、二飛に倒れた松山は猛省する。

 「安打なら最高だけど、あそこは犠飛でもいい。それくらいできないと、中軸を打たせてもらう資格がない。今日は自分のせいで負けたようなもの…」

 緒方監督は、松山の走塁を振り返り「ベースは踏まないとダメでしょう。つま先が当たっているかもしれないけどね。微妙なところが試合(の勝敗)に出た」と語った。

 首位・巨人が負けたため自力優勝の消滅は回避したものの、今季2度目の5カード連続負け越しで4月19日以来の借金6。明日19日からは、その巨人と本拠地でぶつかる。直接対決で、王者の意地と底力を見せたい。(江尾 卓也)

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