阪神またも競り負け6連敗 球児が今季初黒星 矢野監督「俺の責任」

[ 2019年7月18日 06:50 ]

セ・リーグ   阪神4―6中日 ( 2019年7月17日    豊橋 )

8回1死一、二塁、勝ち越しを許し、マウンドを島本(右)に託す藤川(撮影・大森 寛明)
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 阪神は17日の中日戦で逆転負けを喫し、4位に転落した。3連投だった藤川球児投手(38)が同点の8回に12試合ぶりに失点し、今季初黒星を喫した。今季2度目の6連敗。同一カード3連敗は実に6度目だ。競り負けが続く展開に矢野燿大監督(50)は「俺の責任」と唇をかんだ。

 悲鳴と歓声が交錯する中、快音を残した打球は中堅頭上へ飛んだ。同点の8回1死一、二塁。3番手の藤川は初球の内角低め直球を阿部に痛打された。2者の生還を許すフェンス直撃の三塁打を浴び、島本にマウンドを譲った。3連投は今季4度目。今季初めて黒星が付いた事実を潔く受け入れた。

 「(阿部は)ナイスバッティングでしたね。(かみ合わないチーム状況に)それは僕が言うことじゃない。いい勝負を自分もしたいので。チームのために投げたいし。今日は相手の勝ち。自分のベストボールを打たれたので。うまく打ちました。そういう感じです」

 初戦はジョンソンが崩れ、2戦目は小野の押し出し四球で敗戦。3戦目は藤川で敗れた。抜群の安定感を誇ったブルペン陣にすべて黒星がついた形だ。矢野監督は原口、坂本、植田を先発抜てき。一定の効果はあっても勝利には届かず、藤川をかばった。

 「3連投させてしまっている。試合展開的にも球児に一番無理をさせているので、どうかなというのはあった。体の方は大丈夫ということだった。球児に助けてもらっているから」

 17年ぶりに遠征した愛知県豊橋市は2014年に放映されたTBS系ドラマ「ルーズヴェルト・ゲーム」のロケ地の一つだ。ルーズヴェルト・ゲームとは8―7で決着する試合を意味し、米32代大統領フランクリン・ルーズヴェルトの言葉に由来する。ドラマは、中堅精密機器メーカーの存亡と同社社会人野球部の存続に奮闘する男たちを描いた物語。6連敗と苦境にあえぐ矢野阪神と重なるが、ドラマのような逆転劇とはいかないのが現実の世界だ。

 「追い越したら点を取られるから、流れもなかなかこっちに来ない。一気に追い越す点を取れていない。昨日も言ったけど、接戦で競り負けている。後ろにどんどんいい投手が出た時にどう1点を取るか。ずっと同じ負け方になっている。それは俺の責任やと思う。どうにかしないと」

 投打でかみ合わない現状にもどかしさだけが募った。今季2度目の6連敗で4位に転落。同一カード3連敗は6度目の屈辱だ。接戦での競り負けが多いだけに余計にダメージが残った。(吉仲 博幸)

○…阪神は今季2度目の6連敗。球宴明け3試合の責任投手はジョンソン、小野、藤川といずれも救援陣で、終盤に決勝点を許す展開が続いている。球宴に入るまで、リリーフ陣の敗戦数は12球団最少の7(次点はヤクルトの9)と盤石だっただけに不安が残る。

○…藤川は12試合ぶりの失点。試合前の時点で2回2/3を自責点0に抑えればNPB通算防御率が1点台に突入したが、自責点2が加わったため、あと11回2/3が必要になった。

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