DeNA山崎、史上最年少150S 大魔神超え26歳9カ月 転機となった「先発失格」

[ 2019年7月18日 05:30 ]

セ・リーグ   DeNA3―1広島 ( 2019年7月17日    横浜 )

9回2点リードで登板した山崎(撮影・篠原岳夫)
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 DeNAの守護神・山崎康晃投手(26)が17日、広島戦で2点リードの9回に登板し、打者3人を抑えて史上15人目となる通算150セーブを達成した。26歳9カ月での快挙は、永川勝浩(広島)らの28歳7カ月を更新する史上最年少記録。首位・巨人の背中は遠いが、2位のチームは2連勝で借金1とし、勝率5割復帰も見えてきた。

 大歓声が降り注ぐ。最後は149キロ直球で見逃し三振。山崎が9回を3者凡退で締めた。史上15人目。通算150セーブを最年少で達成した。

 「自分だけの結果ではない。仲間に恵まれました。感謝します」

 「ヤスアキジャンプ」に乗って上がったマウンド。この日も直球とツーシームだけで料理した。「体も大きくないし、球種も多くないが、勝って締めたい気持ちは他の選手より勝っている」。メモリアルにふさわしいパーフェクト救援だった。

 「先発失格」のらく印が転機だった。開幕ローテーション入りを掲げて飛び込んだプロの世界も、キャンプから先発3試合で計11回12失点と結果が出ない。オープン戦で救援起用されると、2試合目で抑えに内定。「力が及ばないと感じていた時期に試してもらい、ここでしか生きられないと思った。初めて自分の居場所を見つけた」。試合を締める喜び、先輩に勝利球を渡す充実感を胸に、1年目から腕を振った。

 笑みを絶やさないが、苦しみも味わった。16年8月、4試合連続失点で3日間の休養が与えられ、守護神の座を譲った。車を走らせ、たどり着いたのは茨城県守谷市。「楽しかった野球をもう一度、感覚的に思い出したかった」。中学時代に所属した西日暮里グライティーズの夏合宿を訪問し、少年時代の気持ちを思い返した。休養明け、復活の26セーブ目となったボールは「悔しさを忘れず、胸に刻むように」と自宅に保管されている。

 チームはまだ借金1を抱える。「もっとチームを上位に上げられるように頑張りたい」。勝利に導く最後のアウトを奪う、頼もしい守護神がいる。 (町田 利衣)

○…山崎(D)が通算150セーブを達成した。今年4月の増井浩俊(オ)に続くプロ野球15人目。初セーブは15年3月31日広島戦。26歳9カ月での達成は永川(広)、馬原孝浩(ソ)の28歳7カ月を抜く最年少記録となった。また、275試合目での到達はクルーン(巨)、馬原に次ぐ3番目のスピード、入団5年目はクルーンに並ぶ最速タイ記録だ。

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