日立製作所・大塚、不死鳥V弾!“不屈の男”が3年越しの2戦連発

[ 2019年7月18日 05:30 ]

第90回都市対抗野球大会第5日 2回戦   日立製作所2―0日本製鉄室蘭シャークス ( 2019年7月17日    東京D )

2回、1死一塁、2ランを放つ日立製作所・大塚(撮影・西海健太郎)
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 2回戦3試合が行われた。日立製作所(日立市)は、大塚直人外野手(29)の2ランで挙げた先制点を守り抜き、日本製鉄室蘭シャークス(室蘭市)に2―0で快勝。

 苦しんできた思いをバットに込めた。0―0の2回1死一塁。大塚が甘く入ったカットボールを引っぱたくと、日立製作所の応援団でオレンジ色に染まった左翼席に届いた。

 「感触は“いったかな”と思ったけど結構ギリギリでしたね」。本塁打を確信し、バットを高く放り投げた6番打者は照れた。勢い余ったのは、自らへの悔しさを晴らした一発だったからだ。

 数年間、ケガに泣かされた。チームが準優勝した16年は、2回戦で左中間フェンスに激突し、右手中指と薬指を剥離骨折。全治3カ月の重傷を負った。チームが大会切符を逃した昨年は、2次予選で左肩を脱臼。しかし、離脱期間を無駄にしなかった。「下半身を鍛えたり、体の使い方を勉強したりして、対応力が上がった」。段階を踏んでコンディションを上げ、大会にピークを持っていく重要性も痛感した。

 大塚の2ランを無失点継投で守った和久井勇人監督は「あの一本が序盤で出たのは大きかった。チームの硬さも取れた」と称賛した。初戦で敗退した一昨年にも本塁打を放っており、東京ドームで3年越しの「2戦連発」だ。創部103年目のチームは都市対抗の優勝経験がない。大塚が「震えるものがあった」と表現した千金弾で、悲願への道を一歩進めた。 (大林 幹雄)

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