【岩手】大船渡・佐々木、圧巻6回13K!最速155キロで“ノーノー” 日米13球団が熱視線

[ 2019年7月18日 10:41 ]

第101回全国高校野球選手権 岩手大会4回戦   大船渡―一戸 ( 2019年7月18日    花巻球場 )

<岩手高校野球 大船渡・一戸>4回、打者のスイングをアピールする大船渡・佐々木(撮影・木村 揚輔)
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 第101回全国高校野球選手権の岩手大会は18日、163キロ右腕の大船渡・佐々木朗希(3年)が3回戦の一戸戦に「4番・投手」で先発出場した。6回無安打無失点1四球、最速155キロを2度計測する中、4者連続を含む13三振を奪うなど圧巻の内容。10-0の6回コールド勝ちに貢献した。ネット裏からは日米13球団、27人のスカウトが佐々木の投球に熱視線を送った。

 「負けたら終わりなので凄く緊張した」と話した16日の初戦の遠野緑峰戦(2回戦)は最速147キロで2回2奪三振、打者6人で完全に抑え、19球の省エネ投球。中1日となったこの日は初回から150キロを連発した。先頭を151キロで空振り三振に打ち取ると、2番、3番も150キロの直球で連続三振に仕留めた。

 2回も圧巻。4番から空振り三振を奪い、これで4者連続三振とすると、5番は一直。さらに6番をこの日最速155キロで空振り三振に仕留め、場内をどよめかせた。

 3点リードの3回にも2三振を奪うと、5点リードの4回は先頭をスライダーで空振り三振。2番には四球を与え、今大会初めての走者を許した。続く打者を二ゴロで2死二塁。初めて得点圏に走者を背負ったが、4番に対し、この日2度目の最速155キロをマークするなどここでギアを再び上げ、空振り三振を奪った。

 5点リードの5回も一ゴロの後、2者連続三振でここも3者凡退。さらに6回も2三振を奪って、三振の数を「13」まで積み上げた。8-0で迎えた6回の攻撃で2点を加え、6回コールド勝ちし、20日の4回戦への駒を進めた。

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