【岩手】大船渡・佐々木、初戦から中1日「ギア上げた」 最速155キロの奪三振ショー

[ 2019年7月18日 12:29 ]

第101回全国高校野球選手権 岩手大会3回戦   大船渡―一戸 ( 2019年7月18日    花巻球場 )

<大船渡・一戸>4回2死二塁、一戸・大沢を三振に仕留め、スイングを審判にアピールする大船渡・佐々木(撮影・木村 揚輔)
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 最速163キロ右腕、大船渡・佐々木朗希投手(3年)が、3回戦の一戸戦に先発し、6回参考ながらノーヒットノーランを達成。155キロを2度計測する中、打者19人から13奪三振の快投劇を披露した。

 対戦経験のある一戸打線に対し「ともにレベルアップしているし、気を抜けない。コントロールはずっと意識してますが、ギアを上げました」と、立ち上がりから150キロ超えの直球を連発した。

 先頭から4者連続空振り三振とし、さらに、6番からこの最速となる155キロの直球で空振り三振を奪うと、客席からはどよめきが沸き上がった。4回には今大会初めて得点圏に走者を背負ったが、ここでもギアチェンジ。この日2度目の155キロを計測するなど、4番を空振り三振に抑えた。

 6回を投げ終わり、0-8で迎えた直後の攻撃で、女房役の及川が適時打を放ち、コールド勝ちを呼び込んだ。「決めてくれるかなと思っていた。みんなも打ってくれて心強かった」と佐々木。甲子園まで9日間で6試合という険しい道のりだが「一戦一戦大事な戦いなので、勝てるように自分のプレーをしたい」と言い切った。

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