【西東京】早実・清宮福太郎 兄越え初陣マルチ!幸太郎の「暴れてこい」に「オッケー!」V2点打

[ 2019年7月18日 05:30 ]

第101回全国高校野球選手権 西東京大会3回戦   早実6―0都小平西 ( 2019年7月17日    ダイワ八王子 )

6回、清宮は左二塁打を打ち一塁へ向かう(撮影・荻原 浩人)
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 「兄超え」マルチデビューだ。第101回全国高校野球選手権(8月6日から16日間、甲子園)の西東京大会で早実の清宮福太郎内野手(1年)が17日、初戦となった都小平西との3回戦に「6番・左翼」で公式戦初出場。4回に決勝打となる先制の右前2点打を放ち、2安打1盗塁で勝利に大きく貢献した。日本ハムの兄・幸太郎内野手(20)は1年夏初戦で1安打。福太郎が兄以上の活躍でデビュー戦を飾った。

 1年生とは思えない。公式戦デビュー戦で決勝打を放った福太郎は緊張する様子もなく、堂々と取材を受けた。その姿は、1年時から注目を浴びた兄・幸太郎と同じだった。

 「打つべきところで打てた。仕事をしたなという感じです」

 前日は雨天中止となり、大トリで今大会初戦を迎えた。くしくも兄も1年夏の初戦は雨で2日順延だった。背番号も兄の1年春の時と同じ「19」での公式戦デビュー戦。0―0の4回1死二、三塁、2度目の打席で逆方向の右前に運んだ。外角高めの直球を逆らわず打ち返し「ボールは高かったが、うまく(バットを)かぶせられた」。試合前は金属よりも重い木製のマスコットバットで素振りし、試合では軽々と金属バットを振った。先制の2点打。二盗も決めた。50メートルは6秒6だが相手バッテリーの隙を突き「ノーマークだと思うので、行けるときがあれば狙おうと」。野球センスも抜群だ。6回にも左中間に二塁打を放った。

 小6時に東京北砂リトルの一員として世界大会に出場。兄と同じ世界一になり、高校も同じ早実に進んだ。その兄からの強烈なエールにも応えた。大会前に言葉を掛けられた。

 幸太郎「暴れてこいよ。」
 福太郎「オーケー!!」

 初戦からマルチ安打の大暴れ。高校通算最多111本塁打を誇る兄の最大の特長は長打力だったが、福太郎は「チャンスでしっかり打てる。勝負強い打者」が目指す選手像。その言葉通り、決勝打で勝利をもたらした。この日は父・克幸氏(日本ラグビー協会副会長)の52歳の誕生日で「(打てて)良かった」と少し照れた。

 兄の恩師でもある和泉実監督も「上級生は最後って思いが強いので硬くなる。1年生として思い切りやってくれて良かった」と目を細めた。1メートル80、92キロ。体格も1年生とは思えない右の強打者には、兄の所属する日本ハムが将来のドラフト候補としてマークしている。「(今は)目の前の試合を一戦一戦全力でやっていきたい。それが積み重なって3年間を終えられれば」。夏の甲子園は、兄が1年時だった2015年以来遠ざかる。4年ぶりの悲願へ、福太郎が持ち前の勝負強い打撃で「福」を呼び込む。(古澤 航)

 《兄はポテンヒットデビュー》○…兄・幸太郎の初戦は都東大和南との3回戦。「3番・一塁」で出場し、7―4の8回に左前適時打を放ち、勝利に貢献した。3打数1安打2四球1打点。ポテンヒット1本に終わり、豪快な一発を期待されただけに「すみません、あんなんで」と頭をかいた。同大会は打率5割、10打点で5年ぶりの夏の甲子園に導き、甲子園では2本塁打を放ってベスト4に導いた。

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