【愛知】センバツV腕の東邦・石川 背番号「5」でいきなり先制2ラン「打てなくても思い切り振ろうと」

[ 2019年7月6日 12:20 ]

第101回全国高校野球選手権愛知大会 1回戦   東邦7―0天白(8回コールド) ( 2019年7月6日    春日井市民 )

<東邦・天白>初回1死一塁の第1打席でいきなり右中間に2ランを放った東邦・石川昂弥
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 今春選抜大会優勝の東邦が夏の甲子園をかけた公式戦の初戦を迎え、天白を下回る4安打ながら序盤3回で6点を奪って試合の大勢を決め、8回コールド勝ちを収めた。選抜大会の優勝投手で、今秋ドラフト上位候補の東邦・石川昂弥内野手が「3番・三塁」で先発出場。春の背番号「1」から「5」に変わり、初回1死一塁の第1打席でいきなり右中間へ高校通算54本目となる先制の2ランを放った。

 春の王者を見ようと、スタンドは満員。石川はカウント2―1からの4球目、真ん中外よりの直球を逆らわずはじき返すと、逆方向への打球ながら勢いは衰えることなく右中間の芝生へ着弾した。「自分の中で正直言ってあまり調子は良くなかったけど、打てなくても思い切り振ろうと打席に入った。早いうちに1本出たので楽になりました」とホッとしや様子。詰めかけた観客からは「えぐい」「さすが」「いとも簡単に打つね」などと感嘆の声が上がっていた。

 石川はその後の4打席は四球で勝負を避けられたが、序盤のリードが効き1回戦を無事に突破。投手陣は植田、奥田の継投で点を与えなかった。森田泰弘監督は「野球が雑になっている」と課題を挙げたが「1週間あるんで、整えていけばいい」と前向きに話した。

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2019年7月6日のニュース