ヤクルト ライアン、1カ月ぶり2勝「長い間、迷惑掛けた」

[ 2019年6月20日 05:30 ]

交流戦   ヤクルト3-2ソフトバンク ( 2019年6月19日    神宮 )

今季、神宮初勝利の小川(左)はお立ち台でつば九郎とファンにあいさつ(撮影・村上 大輔)
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 今季初めて神宮のお立ち台に立った。ヤクルト・小川はカクテル光線をまぶしげに見上げた。「長い間、迷惑を掛けた。ようやく勝てて良かった」。客席から喝采を浴び5月3日の中日戦(ナゴヤドーム)以来、1カ月ぶりの今季2勝目をかみしめた。

 尻上がりに調子を上げた。3点リードの2回に失策も絡み2失点した。しかし、5回1死二、三塁のピンチでは福田をフォークで、今宮を147キロ直球で連続空振り三振に仕留めた。「勝つか負けるかの瀬戸際。絶対に粘る気持ちだった」。勝てない期間、フォームの微調整を繰り返した。直球を磨き直すためにブルペンで直球ばかりを投げた時も。フラストレーションはクラブハウスのサウナで発散した。

 大先輩に吉報を届けたかった。5月20日、自主トレをともにする元巨人の上原浩治氏が引退会見を行った。その前夜、和食店で食事をともにし、報告を受けた際には「笑顔でいこう」と話していた先輩が、会見の冒頭から涙を流した。「21年間やっても悔しさが残るんだと感じた。現役でやれることはいいこと」。プレーできる喜びを持ち、勝利を目指し続け、やっとたどり着いた。

 上原氏からは多くを教わったが、心に残るのは「我慢」。「我慢することの大事さ。地道にコツコツやることを学ばせていただいた」という。自身の連敗を5、チームの連敗を2で止めた右腕は「これからもチームの勝利に向けて我慢強く頑張りたい」。上原イズムを胸に巻き返す。(黒野 有仁)

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