阪神・糸井 今季初4安打&美技 5連敗も超人沸かせた

[ 2019年6月20日 05:30 ]

交流戦   阪神4―9楽天 ( 2019年6月19日    甲子園 )

8回、辰己の打球をジャンピングキャッチする糸井(撮影・坂田 高浩)
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 これが超人の真骨頂だ!阪神・糸井が攻守にわたって大活躍を見せた。打っては今季初、昨年8月14日の広島戦(京セラD)以来となる4安打。守っては8回先頭の辰己が放った大飛球をジャンピングキャッチする美技で、甲子園を沸かせた。

 初回1死一塁からチーム初安打となる右前打を放ち、好機を拡大。続く大山の先制10号3ランを呼び込んだ。2回の第2打席こそ二飛に倒れたが、まだまだ止まらない。

 第3打席から再びバットが火を吹いた。5回2死走者なしから中前打を放って満塁機の足がかりをつくると、7回先頭でも中前打。9回1死二塁では右前打を放ち、好機をつくった。ただ、後続の4番・大山の安打は初回の一発のみ。5番・マルテのバットからもこの試合、快音が聞かれることはなく、超人の奮闘ぶりが得点に結びつかなかった。

 守備でも存分に魅せた。8回先頭・辰己の放った右翼へのあわや勝ち越し本塁打かというフェンス際の飛球を、小さくジャンプして見事にキャッチ。浜風と“けんか”するような、滞空時間の長い難しい打球だったが、さすがの守備力を見せつけた。前日、倉敷での試合は邪飛を捕球し、決勝点となる犠飛に。ライン際で判断が難しい打球だったが、そんなモヤモヤもこの夜の好プレーにつながったのだろう。

 ただ、勝利を呼び込むことはできず、試合後は苦虫をかみつぶしたような表情で足早にクラブハウスへと消えた。矢野監督が「足の状態もあるから。なかったら使うけどね」と明かしたように、福留はこの日で3試合連続のスタメン落ち。開幕からベテラン2人でチームをけん引してきたが、こんな時こそ糸井の力が今まで以上に必要になる。5連敗にあって、糸井の躍動が猛虎の明日への光だ。

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