DeNA大和、移籍後初サヨナラ打!田代コーチのむちゃぶり応えた チーム5年ぶり交流戦勝ち越し王手

[ 2019年6月20日 05:30 ]

交流戦   DeNA7-6日本ハム ( 2019年6月19日    横浜 )

9回1死二塁、サヨナラ二塁打を放ちラミレス監督に祝福される大和(左)(撮影・会津 智海)
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 「パンじゃ駄目なんだ!」のお願いにDeNA・大和が応えた。9回1死二塁で、初球のカーブを左中間に運ぶサヨナラ打。球団史上最多となる3万2148人の大歓声を浴び「(石川直は)いい投手だし、追い込まれたらチャンスがないと腹をくくった」。阪神時代の13年6月29日以来2度目のサヨナラ打。DeNAにFA移籍後は初の快打だった。

 ネクストバッターズサークルに向かう直前、田代チーフ打撃コーチから助言とともに「おなかがすいてる。この回で決めてくれ」と声を掛けられた。「裏にパンがありますよ」と返すと「違う!早く帰って一杯飲みたいんだ」。そんなむちゃぶりに応えた一打だったが、このやりとりで自然と肩の力が抜けた。「あいつは力むと駄目」という田代コーチ流の気遣いでもあった。

 「チーム一体の勝利。タフな試合だった」とラミレス監督。これで監督通算240勝となり、中畑清氏(スポニチ本紙評論家)を抜いて球団歴代4位となった。5年ぶりの交流戦勝ち越しに王手。最大11あった借金も「3」に減らした。(鈴木 勝巳)

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2019年6月20日のニュース