ダル、制球難…4回97球6四球 今季両リーグワースト33与四球

[ 2019年5月11日 05:30 ]

ナ・リーグ   カブス4-1マーリンズ ( 2019年5月9日    シカゴ )

4回を投げ終え、ベンチに戻るカブスのダルビッシュ(共同)
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 カブス・ダルビッシュは6四球で球数が増えたため、2―1とリードした4回で代打を送られ降板した。4回を1安打1失点、7奪三振ながら、97球を要していた。

 4回先頭の8番ヘレラに右前適時打を許すまで、無安打投球だった。だが、続く9番投手のリチャーズにも四球を与えると、ホームの3万2301人のファンからもブーイングを浴びた。無理もない。その日6個目の四球だった。

 「最初から真っすぐは良いわけではなかった。真っすぐが入らないので、カッターやスライダーも見られて、球数が増えた」

 直球は40球中、ストライクがたったの15球(37・5%)。打者は変化球に絞れるから、ボールになる変化球は見逃される。2回が21球で、3回33球、4回28球とどのイニングもすんなりとはいかず、ファンは苛立ちを募らせていた。

 もっともこの日、ダルビッシュが最大の課題としたのは今季5被本塁打で防御率7・53のホームで、打者のバットを封じること。カットボール、スライダー、カーブで12アウト中半分以上の7三振を奪い、唯一の安打も内野の間を抜かれたもので痛打は1本も許さなかった。

 「僕の場合、変化球を多く投げられれば、絶対にヒットは少なくなるし、三振も多くなる。あとは真っすぐだけ。細かい制球ではなく、ある程度ゾーンに投げられれば」

 この日の登場曲にはGReeeeNの「道」を選んだ。日本ハム時代の09年日本シリーズのことがよぎった。

 「臀部(でんぶ)を痛めて何カ月も投げられない苦しい思いをした。当時あれを結構聞いていて、ぶっつけ本番で出た日本シリーズで初めて使った」

 巨人を6回2失点に抑えて勝ち投手になったあの試合のような結果は出なかった。ただ制球難の一方で、球の強さは再確認できたマウンドでもあった。

 『♪行くぜone time 一人つらい時も んでtwo time 立ち上がれない日も~』

 完全復活へまだ道半ばながら、その時まで道を歩むことはやめない。

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