マエケン「今年一番良かった」 課題だったセットから打者7人完璧封じ

[ 2019年5月11日 19:30 ]

ナ・リーグ   ドジャース5―0ナショナルズ ( 2019年5月10日    ロサンゼルス )

ナショナルズ戦に先発した前田健太(AP)
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 ドジャース・前田健太投手(31)は6回1安打無失点の好投で今季4勝目(2敗)を挙げた。ここ3戦白星がなかったが、二塁も踏ませない投球でチームの首位固めに貢献した。

 4勝目ももちろんだが、それ以上に大きいのが課題だったセットポジションからの投球に手応えをつかんだこと。「セットからの投球が今年一番良かった。凄く良い感覚で、途中から全部セットでいこうかなと思ったくらい」とうなずいた。

 4回2死、5番パーラを四球で出したが落ち着いていた。続くスズキへ、初球外角スライダーで空振り。2球目、首を振ってから投げたチェンジアップも大きな落差で空振り。そして3球目スライダーは大きく外れたボール球だったが、バットは止まらない。3球連続の空振り三振。1、3回はいずれも先頭に出塁を許し、計7人の打者とセットポジションで対したが、全て凡退に斬ってみせた。

 この試合前まで、前田はメジャー通算で走者なしの被打率・215に対し、走者を置くセットポジションでは同・276。このオフからセットポジションのフォーム改良に励んだ。平均球速はノーワインドアップとそん色なく、むしろ上回るほどだったが、制球は悪かった。前回パドレス戦までの今季18四球のうち、半数以上の10個がセットポジションからだった。

 7日のブルペン投球では31球を投げ、リック・ハニーカット投手コーチと30分以上話しあった。通常なら15球であっという間に終わるが「今回はハニーと話したり、昔のセットの映像を見たり。いろいろ考えながら」。修正を施し、この日の試合前ブルペン、そして初回先頭を四球で歩かせた後と手応えはどんどん深まっていった。

 「ぱっと見は分からないかもしれないけど、自分の中ではいろいろ変えた。前はセットでスピードを出そうと力を入れすぎていた部分があった。下半身に凄く力が入って、スムーズじゃなかった。それをやめて、リラックスして構えた」

 先発での1安打投球は17年8月25日のブルワーズ戦以来2度目だが、前回は6回1失点だった。メジャーに来て一番良い登板か?という問いには「そんなことはないと思う。6イニングでベストだとちょっとやばいでしょ」と苦笑い。ただ今季目標とする1年間先発ローテーションを守り抜くために、前田にとって大きな意味のあるマウンドとなった。 (奥田秀樹通信員)

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