阪神・西、粘投7回3失点で3勝目「最低限の仕事できた」

[ 2019年5月11日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神7―3中日 ( 2019年5月10日    甲子園 )

力投する阪神・西(撮影・北條 貴史)
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 決して調子は良くなかった西を、本拠地のファンが後押しした。粘りの投球で7回7安打3失点。ナゴヤドームでの借りを甲子園で返し、価値ある今季3勝目を手にした。

 「全体的に調子が悪かったんですけど、イニングごとに梅野と話し合って、悪い中でどうゲームをつくるかというのをテーマに投げた。その中で徐々に微調整することができた。何とか粘って、最低限の仕事ができたのかなと思っています」

 立ち上がりから本来の制球力がもう一つ。2回1死一塁から高橋に右翼ポール直撃の先制2ランを浴びた。ただ、その裏すぐにマルテが左越え同点2ラン。2死からは自ら左前打し、3点の勝ち越しにつなげた。そこからは悪いなりに抑える投球にシフト。引き出しの多さを示した。

 「9人目として投げた後の守備もそうですし、打撃もそう。何とか微力でもチームに貢献したいというのは常に持っているんで」

 12連戦の初戦を任された4月27日の中日戦で6回5失点。カード初戦だっため、2戦目以降も考えて相手を崩すことを意識するあまり、ビシエドに徹底して内角攻めするなど配球が偏ってしまった。その後、金村投手コーチと“面談”。4月24日に中日を7回無失点に抑えていた広島・野村を例に「同じタイプだろ。左右に投げ分ける自分の投球をしてくれれば、それで相手は崩れるから」と助言された。西自身も「そういう話しをもらったし、そこまで考えずに投げたい」と、また一つ、教訓を得ていた。

 「いつもムードというか、流れをつくってくれる。本当に助かっています」と矢野監督も最敬礼。甲子園では4試合で2勝1敗、29イニングで防御率2・17という抜群の安定感を見せており、お立ち台から「たくさんのファンがいるおかげです!」と感謝した。猛虎の先発陣に頼もしい柱が立った。(山添 晴治)

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