誠也、広島最年少100号王手「大事な場面で決められたら」

[ 2019年5月4日 06:30 ]

セ・リーグ   広島6―3巨人 ( 2019年5月3日    マツダ )

6回1死、鈴木はソロホームランを放つ(撮影・森沢裕)
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 広島は3日の巨人戦に6―3で辛勝し、2連勝で4位に浮上した。

 お立ち台は譲っても打の殊勲は明らかに4番打者だった。先制点と決勝点を演出する2安打に、通算100号に王手をかける8号ソロアーチ。今季3度目の3安打猛打賞をマークした鈴木は、充実感をにじませながらチームの2連勝を喜んだ。

 「チームが勝ってよかったです。今まで大事な場面であまり打っていなかったので」

 巧打で好機を拡大した。同点の8回1死一塁。フルカウントから4番手・田原の内角低め直球を右前へ運んだ。「シュート、スライダーのあるいい投手。食らいつこうという意識でした」。一、三塁として西川の決勝犠飛を呼んだ。

 豪打披露はバティスタの犠飛で2点差とした6回だ。1ボールからメルセデスの甘いスライダーを右中間へ。自身11試合ぶりの8号となり、節目の数字に王手をかけた。現在24歳8カ月。球団の最年少100号は95年江藤の25歳0カ月だけに、記録更新が濃厚だ。

 「興味はないけど、ソロではなく大事な場面で決められたら」

 昨季までとは違う肌感覚で4番の重責と向き合っている。明らかに増えた四球。22個はヤクルト・山田哲に次ぐリーグ2位で、シーズン換算すると104個の自己最多ペース。5番が固定されないチーム事情もあり、相手は初手から徹底して際どいコースを突く。

 「(ボール球に)がっつくとダメ。見過ぎるのもよくない。なかなか難しいです」

 打席の中ではやる気持ちをグッと抑え、集中力を研ぎ澄ませるセルフコントロール。この日も冷静に見極めながら3本の安打を放ってみせた。打率は・337へと急上昇。一気にリーグトップに立った。だからといって、主砲は浮かれない。

 「数字は動くので意識していない。それよりもチームの順位の方が気になります」

 連勝で中日と入れ替わって4位浮上。それでもまだ2つの借金が残る。完済、そして躍進へ。4番・鈴木は自分と戦いながら王者復権への貢献を誓った。(江尾 卓也)

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