阪神・矢野監督 4連勝へ一戦必勝「全部ヤマ。めっちゃでっかいヤマ。ヤマだらけ。ヤマしかない」

[ 2019年4月27日 05:30 ]

ナゴヤ球場での練習に姿を見せた矢野監督  (撮影・成瀬 徹)
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 阪神は今季最多を更新する4連勝を目指して27日からの中日戦(ナゴヤドーム)に挑む。先発はカード初戦で安定感抜群の西を投入。4月26日に42歳を迎えたチーム最年長の福留も再進撃に臨む。今季初の大型連戦を前に2軍で再調整を続けていた藤川も1軍本隊に再合流した。26日にはナゴヤ球場で指名練習を敢行。助っ人のナバーロは志願の参加など4番の大山なども精力的に汗を流した。総力戦での一戦必勝を誓った矢野監督は次のように意気込んだ。

《一問一答》

 ▼3連勝で名古屋入り 全然違うよ。勝ち越しやったら、1個しか貯金できないけどね。3連勝したら、全然違う。それは星数も違うし、ムードも違う。打線の方もちょっとみんな状態が上がりつつあるような感じの打席が増えてきたんでね。そういう意味でも、ピッチャーもローテをちょっとね。苦しんでいた部分あったけど、メドが立ちつつあるかなというのもある。球児も帰ってくるしね。プラスはちょっと多くなってきたかな。

 ▼12連戦へ向けて どうしても先発が崩れちゃうと中継ぎにも負担がかかる部分があるしね。連戦となれば使える駒が決まってくるという部分では、連戦というのは頭を悩ますところでもあるからね。だからこそ、打線の援護も必要。どうしても(投打の)兼ね合いだと思うからね。そいいう部分で投手の使い方は難しくなるしね。(福留)コウスケも状態によって、どうしょうかなと。

 ▼12連戦の初戦は西に託す いい形で(次の投手に)つなげたので。西も2勝2敗だっけ?2敗しているけど、2敗も打たれたの2敗じゃないんでね。そういう意味ではさっきと重なるけど、打線が援護して勝たせて、昨日の岩田にも勝ちをつければ一番よかったけど。打線の援護がありながらというのは理想だしね。中継ぎもある程度のピッチャーでいけるだろうと、そんな甘くはないかもしれんけど、そういう意味では期待値はいろいろ大きい。

 ▼12連戦は一つのヤマ場 全部ヤマ。俺には。めっちゃでっかいヤマばっかり。ヤマだらけ。ヤマしかない。でもまあ、何とかみんなの力でね。取ってくれたし。昨日は近本、その前にジョンソンがしっかり投げてくれたりとか。言い出したらいろいろなことはあるけど、ヤマというか、みんなで越えていくというのはうちのチームがやるべきこと。それをやっていかないと。それをやっていかないと、ウチは上に行きにくいのでね。そういう意識がより高まるような試合でここ(名古屋)に入れる。結果を振り返ったら、この12連戦がヤマになったりするかもしれないけど。あんまりそういうことは考えずに。あんまり先を考えてもね。もちろん俺は考えなアカン部分もあるけどね。選手の使い方とかそういう部分では。でも、目の前の試合をどう勝てるか、というところに集中していきながら。戦っていきたい。

 ▼星勘定はしない したいよそれは!めちゃめちゃしたいよ!したいけどそれ考えても何もね。あんまり良いことないんかなと。星勘定したいし、いろいろ、それは勝手に(頭の中で)考えてるんだけど。自分でさっき言ったように「今頑張るしかないよな」というのを、自分で言い聞かせてる部分もある。星勘定したってそんなに、相手のあることなんでね。うまく行かないことの方が多い。

 ▼まずは中日戦 やっぱりビシエドにやられたなという感じは印象としても残っている。もちろんポイントといえばポイントになるバッターだと思う。だからそれこそ、点を取れるとまた違うしね。その前のバッターをしっかり塁に出さないという、もちろんその前はいいバッターが並んでくるから。ビシエドにランナーなしで迎えられるって、そんなに簡単じゃないんだけど、ビシエドを抑えるっていうことも大事だけど、その前にランナーを出さないっていうことを考えてたから。そういうところをやってもらえばウチのリズムで戦えるかなと思う。

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