高野連 投球数制限「有識者会議」第1回会合で活発議論「いい問題提起できた」

[ 2019年4月27日 05:30 ]

 日本高野連が設けた「投手の障害予防に関する有識者会議」の第1回会合が26日、東京都内で開かれた。指導者や整形外科医ら12委員が投球数制限や野球界を取り巻く状況について、活発に意見を交わした。座長に選出された慶応大教授の中島隆信氏は「議論していく上で(初回で)いい問題提起ができたのではないか」と話した。

 昨年12月、新潟県高野連が今春の新潟大会限定で「1試合で100球まで」と投球数制限導入を表明したことを機に発足。同高野連の富樫信浩会長は「球数制限だけをとれば、賛否があることは承知している」と導入表明に至った経緯なども紹介した。

 11月初旬までに計4度開催し、11月下旬に開かれる日本高野連の理事会への提言をまとめる予定。今後の活発な議論へ期待感を抱かせた一方で、限られた機会の中で作業は難航を極めそうだ。次回は6月7日に開催。甲子園史上最多勝利数記録を持つ智弁和歌山前監督の高嶋仁氏をゲストスピーカーに招くという。

 ▼佐賀北百崎敏克前監督 投球数制限には反対。でも、そういう試みもありだなとは思った。なぜ、日本高野連はストップをかけたのか。(07年夏の甲子園優勝は)1人の投手では勝てないので、複数の投手を起用した。

 ▼高知県高野連山崎正明理事長 野球人口は、都会と地方で二極化が進んでいる。(投球数制限は)部員数が少ない学校には厳しい。連投を避けることの方が大事ではないか。

 ▼早大小宮山悟監督 日本高野連だけで取り組む問題ではない。小中学生も含めて議論を戦わせなければいけない。無理をすれば間違いなく(肩や肘は)壊れるが、人によって能力差がある。

 ▼筑波大川村卓監督 基本的には(投球数制限に)賛成の立場だが、それだけで故障を防げるものではない。小中高でケガをすると、大学でも故障する選手が多い。

続きを表示

「大谷翔平」特集記事

「野村克也」特集記事

2019年4月27日のニュース