札幌大谷 いざ出陣!初出場初勝利へ 背番号17右腕・太田“ムロツヨシ”になる

[ 2019年3月24日 11:59 ]

ブルペンで投球練習する札幌大谷の太田
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 第91回選抜高校野球大会が23日、甲子園で開幕。昨秋の明治神宮大会優勝で、初出場の札幌大谷は24日の第3試合で米子東(鳥取)と対戦する。先発が有力視される太田流星(3年)は、今大会最少の被安打率を誇る。エースの称号を欲しない背番号17が万全の状態で、初出場初勝利の道を切り開く。

 ブルペン投球を終えた太田の顔には自信があふれていた。直球、スライダー、シュート、シンカーと全球種18球を思い通りに制球。女房役の飯田柊哉主将(3年)には「今までの人生で一番いい」と自画自賛した。

 エースの西原健太(3年)の状態が上がっておらず、先発を託されることが濃厚だ。「凄く緊張するタイプじゃないので、いつも通りできると思う。任されたイニングを投げ切りたい」と心も体も準備万端で初陣に臨む。

 昨秋は47回1/3で防御率0・95と抜群の安定感を見せた。被安打率4・37は今大会最少。ドラフト上位候補の星稜・奥川(5・37)や横浜・及川(4・79)を抑えてのトップに「うれしい」と笑った右腕は、高まる注目にも「気にならない」とマイペースを貫く。

 スポーツ選手には珍しく「人と争うことが嫌い」と公言する。西原はライバルではなく仲間。だから、昨秋にエース級の働きをしても背番号1を欲しいとは思わなかった。

 尊敬する人に俳優のムロツヨシの名前を挙げる。「主役ではなく、脇役だけど印象に残るところが凄い。自分もエースの西原がいてというところで重なるのかなと思う」。船尾隆広監督(47)が「あいつのエース番号」と言う背番号17で輝く。

 札幌大谷シニアからバッテリーを組む飯田のサインに首を振ったことは練習試合を含め1度もない。「テンポよく投げたいことと、飯田の野球脳が凄いから」とあうんの呼吸で打者を圧倒してきた。甲子園のマウンドでもミット目がけて迷わずに腕を振り、甲子園初勝利を呼び込む。(石川 加奈子)

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