15人米子東、初戦で散る…熱投のエース森下「たくさんの人に見てもらう幸せ感じた」

[ 2019年3月24日 18:01 ]

第91回選抜高校野球大会第2日 第3試合   米子東1―4札幌大谷 ( 2019年3月24日    甲子園 )

<札幌大谷・米子東>敗れるも笑顔で札幌大谷ナインと握手を交わす森下(右)、福島(左)ら米子東ナイン(撮影・北條 貴史) 
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 ベンチ入り15人の選手で臨んだ米子東(鳥取)が初戦で散った。0―1で迎えた3回1死二、三塁。3番・森下の遊ゴロで追いつくしぶとさを見せたが、4回以降はノーヒットに終わり1―4で敗れた。

 昨秋の新チーム結成時から16人で戦ってきたが、背番号13の永田涼(2年)が大会前の体調不良のためベンチ入りできなかった。試合前ノックでは、先に投ゴロを受けた森下祐樹投手(3年)がホームベースに戻り、ノッカーへのボール渡し役を引き受けていた。さらに、一塁側に回りバックアップも手伝うなど、フル回転の動きを見せた。森下は初回、先頭打者に本塁打され、3回に3点を失ったが、最後まで粘り強く投げきった。

 「たくさんの人に見てもらう幸せを感じて投げました。(初回の本塁打は)序盤だったので、特にヤバいとは思いませんでした。あの一発で逆にスッキリできました。終盤は次の1点が勝負を決めると思って、そこで取られれば自分の責任。強い気持ちを持って行きました」

 6回2死二塁、ホームランを打たれていた北本を123キロの直球で空振り三振に仕留めると、拳を握りしめガッツポーズ。7回2死一、三塁では三塁ファウルグラウンドに上がった飛球を自ら走り込んでキャッチするハッスルプレーも見せた。

 1996年の第68回大会以来23年ぶりの選抜出場を勝利で飾れなかった紙本庸由監督(37)は「選手は私がやろうとしたことを100%やってくれた。ヒット4本で1点というのは私の力がなかった」と敗戦の責任を背負った。

 福島康太主将(3年)は「夏に向けて攻守ともに課題が残る試合。つなぐバッティングがあまりに出来なかった」と反省。

 一塁アルプス席は学校関係者や生徒、野球部OBが詰めかけ最前列から最上部までぎっしりと詰まっていた。大声援を浴びながら米子東ナインは精一杯のプレーを披露。ただ、かつて山陰の雄と呼ばれたチームの古豪復活とはいかなかった。

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