楽天・辰己、最後のイチ枠つかむ ドラ1ルーキー2安打で3割乗せた

[ 2019年3月24日 09:00 ]

オープン戦   楽天3―4中日 ( 2019年3月23日    ナゴヤD )

3回1死二塁、辰己は先制となる右中間適時二塁打を放つ(撮影・椎名 航)
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 開幕スタメンは譲らない。3回1死二塁で迎えた第1打席。楽天のドラフト1位・辰己(立命大)は右中間にはじき返すと、50メートル5秒7の快足を飛ばして二塁に達した。持ち味が凝縮された先制打に「結果を出さなければいけない立場。走者を還すことだけを考えていた」と胸を張った。

 5回の2打席目は、足を生かした遊撃への内野安打が相手の悪送球を誘い、二塁へ進んだ。オープン戦2度目のマルチ安打となり、打率・313。島内と田中は開幕スタメンが濃厚で、残り1枠を懸けてオコエと事実上の一騎打ちを繰り広げる。この日無安打だったオコエだが、前日に本塁打。若手のアピール合戦に平石監督は「辰己は非常に内容が良かった。うれしい悩みです」と目を細める。

 「物心がついた頃から、ずっとイチローさんの動画を見てきた」と辰己。打席に入る時の動作やフォームをまねしたこともあった。その憧れのイチローが現役引退を表明。21日深夜の引退会見のテレビ中継も最後まで見たそうで、子供たちへのメッセージで「夢中になれるものを見つけてほしい」という言葉が特に心に響いた。「僕にとって夢中になれるものが野球だった。しかもプロの世界で続けることができている。本当に幸せなことなんだなと感じた」。強肩と俊足が魅力の同じ左打ちの外野手とあって「少しでも近づければ。僕も夢を与えられる選手になりたい」との将来像を描いている。

 24日でオープン戦の全日程が終了する。「チームの核になることが目標。開幕スタメンかどうかは首脳陣の方々が決めることなので」。泣いても笑っても、アピールの場はあと1試合だ。(重光 晋太郎)

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