ロッテ・バルガス、スイッチ看板弾!脱力打法開眼「8割」で菅野粉砕

[ 2019年3月24日 05:30 ]

オープン戦   ロッテ8―5巨人  ( 2019年3月23日    東京D )

2回2死、菅野(左)から右越えソロを放つバルガス(撮影・木村 揚輔)
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 驚がくのパワーだ。ロッテのケニス・バルガス内野手(28)が23日、巨人戦で来日初の1試合2本塁打を放った。両打ちの新外国人は、左打席で2回に相手エースの菅野智之投手(29)から右越えへ先制2号ソロ。8回には右打席で吉川光夫投手(30)から左越え3号2ランを放った。両打席で打っただけでなく、いずれも看板を直撃する特大の140メートル弾。東京ドームを震かんさせた。

 最初の衝撃は2回だ。菅野の初球スライダーを捉えた打球は東京ドームの右翼席上部の「ヘーベルハウス」の看板を直撃。日本球界のエースから打ったバルガスは怪力を誇示するように両手で両胸を叩くゴリラポーズで喜びを爆発させた。

 「いい投手だから初球から甘い球は逃さず、積極的にいこうと練習から(コーチと)話していた」。2度目の衝撃は8回。左腕の吉川光で右打席に立つと、左翼席上部「IIJmio」の看板にぶち当てた。ツインズ時代の16年8月11日のアストロズ戦で1度達成した左右両打席本塁打はいずれも推定140メートル。東京ドームでの公式戦では一度もない1試合2発の看板弾だ。

 オープン戦は初打席から26打席連続無安打で、試合前まで打率・059。日本の投手に対応するために取り入れたのは脱力打法だ。「力まないように体全体を使う」。ZOZOマリンの打撃練習ではバックスクリーンを越える160メートルの超特大弾も放った助っ人はこの夜の2発も「8割の力だった」と笑った。

 背番号51の姿にも勇気をもらった。20日の西武戦後、メットライフドームから東京ドームへ。アスレチックス―マリナーズのメジャー開幕戦を観戦した。「両軍に友人がいたからだけど、イチローばかり見た。打席に入るしぐさ、守備。僕らにとってはレジェンド。いい時間だった」。日本球界最重量となる133キロの巨漢。日本人に合わせた客席で腰を浮かせ、片足立ちの状態で唐揚げを食べながら目に焼き付けた。

 2本の看板弾で公式戦なら賞金200万円が手に入るが、オープン戦は対象外。それを知らされると「シーズンはもっと集中するよ」と笑った。東京ドームは今季交流戦の巨人戦など8試合ある。今は賞金より、両手に残る手応えの方が何倍もうれしかった。 (福浦 健太郎)

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