根尾 洗礼の3三振 ウエスタンL開幕戦「1番・遊撃」出場も「悔しい」

[ 2019年3月16日 05:30 ]

ウエスタンリーグ   中日2ー10オリックス ( 2019年3月15日    ナゴヤ )

ウエスタンL開幕<中・オ(1)>6回、先頭打者の根尾は空振り三振に倒れる(撮影・村上 大輔)
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 ウエスタン・リーグが15日に開幕した。中日のドラフト1位・根尾昂内野手(18=大阪桐蔭)はオリックス戦に「1番・遊撃」で先発出場し、開幕投手に内定している山岡泰輔投手(23)に3三振を喫するなど5打数無安打でプロの洗礼を受けた。

 根尾は山岡と対した4打席全13球のうち1球しかバットに当たらなかった。「振りにいく姿勢は良かったが、際どい球で追い込まれ、不利なところに持っていってしまった」。初回は低めの直球で追い込まれ、3球目は膝元へ切れ込むスライダーに「見たことなかったです」と手が出なかった。当たるどころか一度も振れない3球三振で始まった。

 3回は初球直球を打って三ゴロ、6回はチェンジアップに空振り三振。「何とか食らいついたが、技術不足です」。7回2死二、三塁の好機でもカウント2―2から再びスライダーに反応できず、打席にしゃがみこんだ。

 1試合3三振は高校日本代表に選出された昨夏の宮崎県選抜との壮行試合以来。大阪桐蔭時代での公式戦についても「記憶はないですね…」と振り返る。「悔しい気持ちもある?」の質問には「“も”というか、悔しい気持ちです」と珍しく語気を強め、感情をあらわにした。

 きょう16日以降も先発出場を予定。「狙っていくところをしっかり捉える準備をしないと。それができなかった。やみくもにやるのではなく、考えを持って反省を生かさないと」。思えば、初実戦だった9日の教育リーグでも阪神の開幕投手・メッセンジャーと対戦。洗礼を受ける一線級との顔合わせは、むしろ未来へつながる道に見えた。(徳原 麗奈)

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2019年3月16日のニュース