大谷、メジャーの歴史動かした!20年から「二刀流」の登録新設

[ 2019年3月16日 02:30 ]

打撃練習を終えてクラブハウスに戻る大谷(手前)(撮影:柳原 直之)
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 エンゼルス・大谷翔平投手(24)が歴史を動かした。大リーグ機構(MLB)と選手会は14日(日本時間15日)、2020年からのルール変更を発表し、従来の投手、捕手などに加えて「Two―Way Player(二刀流選手)」の登録が新設された。昨季の大谷は投打で活躍し、新人王を獲得。今季は右肘手術の影響もあって打者一本で臨むが、来季は文字通りの二刀流復活イヤーとなる。

 全体練習前の監督会見は、その話題で持ちきりだった。投手として4勝、打者として22本塁打をマークし、昨年新人王に輝いた二刀流の出現が、ルールを変える格好となった。まさに「大谷ルール」。ブラッド・オースマス監督は「そのような感じで呼ぶキャンペーンを始めましょう」と笑みを浮かべた。
 来年から導入される「二刀流選手」の登録は、前年かその年に投手で20イニング以上、野手で20試合以上の先発出場が条件となる。投手以外の登板は二刀流選手か、6点差以上の展開、もしくは延長に突入した場合に制限。投打で活躍した大谷の登場で戦略などが複雑化。これらを整理すると同時に試合時間短縮の狙いもあるとみられる。  

 今季の大谷は「投手」で登録されるが、右肘手術の影響で打者に専念する。来季開幕時は「二刀流登録」でスタートできない。特例の待望論もあるが、指揮官は「投手として登録するし、投手が打ってはいけないと明記されていない」と二刀流起用に支障がないとし、条件クリア後に登録を切り替える方針だ。

 エ軍にとってメリットは大きい。同年から出場選手登録枠が25人から26人に拡大。その内訳は投手13人、野手13人と明確に分けられる見込みだが、「二刀流選手」がいれば、投手13人、野手12人、二刀流1人という配分が可能となる。大谷を含めて投手は事実上14人となり、手薄なブルペン陣を厚くできる。

 昨季は救援投手が先発し、2番手に先発投手がロングリリーフする「オープナー」が流行したが、今後は「二刀流」がトレンドになる可能性もある。指揮官は「子供たちが大谷のマネをして二刀流をするようになり、大学やプロのレベルでやっていくのではないか」と希望を膨らませた。

 この日の大谷は3日ぶりに打撃練習を行い、5月が見込まれる打者復帰に向けて調整を進めた。ベーブ・ルース以来の本格的な二刀流で衝撃を与えた日本の若者が、メジャーの歴史も変えてしまった。(柳原 直之)

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