創部10年目札幌大谷 120年目の古豪に挑む「チームワークと明るさでは負けない」

[ 2019年3月16日 05:30 ]

第2日第3試合での対戦が決まった米子東・福島主将(左)と札幌大谷・飯田主将 
Photo By スポニチ

 第91回選抜高校野球大会(23日開幕、甲子園)の組み合わせ抽選会が15日、大阪市内で行われた。。昨秋の明治神宮覇者の札幌大谷は大会2日目第3試合で米子東(鳥取)と対戦する。

 創部10年目の札幌大谷は、創部120年目の古豪に挑む。大会2日目の第3試合。対戦相手に決まった米子東は昨秋の中国大会で準優勝したが、部員はわずか16人だけだ。

 「チームワークがいいと思う」と相手の印象を語った飯田柊哉主将(3年)は「自分たちもチームワークと明るさでは負けない」と中高一貫で培った結束力を武器に戦う。

 3年前の春、札幌大谷シニアで8強入りした全国大会後に、甲子園を訪れた。智弁学園が龍谷大平安に逆転サヨナラ勝ちした準決勝を観戦。「歓声が凄かった。みんなとあそこでプレーしたいと全員で目標にしてきた」と飯田主将は言う。その夢がいよいよ現実になる。大会2日目は日曜日。「たくさんの方が応援に来てくれるので、一生懸命野球をしたい」と大観衆を力に変えるつもりだ。

 新チーム発足後、公式戦12連勝中。昨秋の明治神宮大会覇者として他校から警戒もされるが、選手たちに重圧は全くない。「力がないので初戦突破を目指したい」。この日もブレることなく語った飯田主将は「最高の仲間と甲子園で野球を楽しむだけ」と笑った。先のことは考えない。「神宮大会も(龍谷大)平安さんに勝って勢いがついた」。米子東との初戦に全力を注ぎ、再びの快進撃を狙う。

▼米子東紙本庸由監督 去年の神宮大会初戦を見ていて、投打に力のあるチームという印象を受けた。接戦に持ち込めればという気持ちがある。その場その場で最善を尽くして賢くやっていきたい。

続きを表示

2019年3月16日のニュース