大谷スタイルに「市民権」与えたMLB 「二刀流」登録枠新設の背景にあるもの

[ 2019年3月16日 09:00 ]

エンゼルスの大谷
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 ベーブ・ルースの時代にさえなかった「二刀流」という登録枠の新設。昨季、大谷が二刀流として初の新人王を獲得し、大リーグ機構がそのスタイルに「市民権」を与えた。一方で投手20イニング、打者で先発20試合という、「義務」も課した。

 背景にあるとみられるのは、機構側が推し進める試合時間短縮の至上命令だ。極端な守備シフトや「オープナー」「ブルペンデー」など戦術が多様化。二刀流起用はこれらと同様、試合が長引く要因となり得る。数球団が大谷に続く選手の育成に着手する中で、二刀流登録へのハードルを設け、際限のない増殖に歯止めをかけた。

 各項目のルール改定に向けた機構側と選手会側の交渉は、それぞれの利害を調整する形で進んだ。機構が時短に向けた成果を得たのに対し、選手会の大きなメリットは出場選手登録枠のプラス1。各球団に1人ずつ、合計30人の「大リーガー」が新たに生まれることになった。(大リーグ担当キャップ・大林 幹雄)

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