米子東、16人で23年ぶり大舞台 「紅白緑戦」の成果出す

[ 2019年3月16日 05:30 ]

センバツ組み合わせ抽選会 ( 2019年3月15日 )

第2日の第3試合での対戦が決まった米子東・福島主将(左)と札幌大谷・飯田主将 (撮影・後藤 大輝)  
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 第91回選抜高校野球大会(23日開幕、甲子園)の組み合わせ抽選会が15日、大阪市北区の毎日新聞大阪本社オーバルホールで行われた。23年ぶり9度目出場の米子東(鳥取)は、2日目第3試合で昨秋の明治神宮大会優勝校の札幌大谷(北海道)と戦うことが決まった。

 2日目第3試合とまずまずの日程を引き当てたと思いきや、主将の福島康太内野手(3年)は「開幕戦しか狙っていなかったのでショックです」と肩を落とした。くじを引いた時にはすでに開幕カードが決定済み。開会式直後の大観衆の前でプレーする夢はかなわなかったが、昨秋の明治神宮大会覇者との一戦は望むところだ。

 「勝てない相手じゃないと思うので、しっかり対策を立ててやりたい。(相手の)公式戦データがたくさんあるのは自分たちに有利だと思います」

 1900年に創部され夏の地方大会皆勤15校の一つで、1960年選抜では準優勝を果たした古豪も、今や選手16人の小所帯。練習には工夫も必要だが、紙本庸由監督(37)は「グラウンドに立つのは9人なので、少ないと意識したことはない」と言う。紅白戦はできないが「チームを三つに分けて、二つのチームで守り、残りのチームが打ちます。紅白緑戦ですね」と笑った。

 指揮官は、昨秋の明治神宮大会で札幌大谷の試合を観戦したといい、イメージはしやすいはず。加えて、チームで重要視する「思考力」もプラスに働くはずだ。「自分たちで左右できることとできないことがある。できないことに執着すればプラスにならない」。試合で、家庭で、学校で常に考える習慣を選手に求めてきた。県内屈指の進学校ならではの「考える力」も生かし、昨秋の中国大会では2度の延長戦を制するなど接戦を勝ち上がり準優勝した。

 チーム打率・242は出場32校中最低だが好機をものにする力を身に付けてきた。福島康主将は「全員がキーマンだと思います。全員でしっかり相手ピッチャーを崩していきたい。受け身にならず、先手先手を打っていければ」と意気込んだ。再び、選手16人の力を結集し「レジェンド校」の新たな歴史の一歩を刻む。 (田中 貴久) 

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