星稜・奥川 練習試合へMax148キロなど7回無失点 6球団13人のスカウト陣も才能再確認

[ 2019年3月16日 18:14 ]

近江打線を相手に好投する星稜・奥川
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 今春選抜大会の投手の目玉として注目される星稜(石川)・奥川恭伸投手(3年)が16日、近江(滋賀)との練習試合に先発。今春最長の7回を投げ、5安打無失点。最速は148キロを計測するなど、23日の履正社戦(大阪)に向け、状態を着実に上げてきた。

 持ち味の安定感を存分に披露した。初回を危なげなく三者凡退で立ち上がると、2回には先頭打者からの連打、犠打で1死二、三塁のピンチを迎えたが、動じない。下位打線を空振り三振、投ゴロと封じ込み、胸を張ってマウンドを降りた。

 「まだ長い回を投げることに慣れていないので、初回は力んでしまい、スタミナの消耗につながりました。最後の回は少し疲れましたが、7回まで投げ切れたということで順調だと思います」
 奪った三振は5個で四球は0。21のアウトのうち、半数以上の11が内野ゴロと絶対的な制球力と球威を武器にスコアボードに7個の「0」を並べた。

 ネット裏に詰めかけた中日、西武、ソフトバンク、日本ハム、オリックス、楽天の6球団13人のスカウト陣も才能を再確認した。中日は4人のスカウト陣で視察。米村明アマスカウトチーフは「より勝てる投手になってきた。完成度なら高校生では恐らく一番。いや社会人、大学を合わせても、そうかも知れない」とうなり、オリックス・古屋英夫編成部副部長は「球が速いだけの投手ならいるが、それに加えて、変化球の使い方などの完成度が高い」と話した。

 林和成監督(43)は強豪との試合前に選手に「センバツ1回戦と思って試合をしよう」と呼びかけた。打線は好投手・林に対して3安打1得点だったが「奥川は7割くらいのイメージでしたが、8、9割まで来ている。打線もヒットは出なかったですが、内容のある打球が多かった」とスコア以上の収穫を認めた。

 奥川は「スイッチも入って、緊張感も高まってきました。本番に近い形で…と考えていたので、まずはゼロに抑えられて良かった」と言う。悲願の優勝に向け、準備は整いつつある。

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