戸田中央総合病院 3試合目で今季初勝利 コロナ禍で練習ままならずも「プレーで元気を」

[ 2020年9月13日 17:13 ]

<日立・戸田中央総合病院>3回に勝ち越し本塁打を放った戸田中央総合病院・坂本(日本ソフトボール協会提供)
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 第53回日本女子ソフトボール1部リーグ(日本ソフトボール協会、日本女子ソフトボール機構主催)は12日、愛知・安城、群馬・高崎、兵庫・豊岡で第6節の6試合を消化した。戸田中央総合病院は坂本結愛捕手(24)の本塁打などで日立を下して今季初勝利。豊田自動織機はデンソーとの「東海ダービー」を制した。

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 ピンク色のユニホームがマウンド付近ではじけた。戸田中央総合病院が開幕3試合目で迎えた初勝利の瞬間。振り返る田上美和監督の声にも、少し安堵(あんど)の思いがこもった。

 「ホッとしてます。(ここまで)2試合とも同じような感じで負けていたので、きょうは少し違う感じを出したかった」

 開幕戦でSGホールディングスに1―2、12日の豊田自動織機戦は0―1。互角の勝負を演じながら1点差負けのループから抜け出すため、前日の1番・坂本と4番・松木の打順を入れ替えた。

 気分転換の意味も兼ねたオーダー変更が的中する。1―1の3回2死から坂本が左中間へソロアーチ。「自分のスイングができていなかったので、それだけを考えて振ったら結果が出た」。チェンジアップに体を残して運んだ一打に、納得の笑みが浮かぶ。6回には下位打線で2得点。豊田自動織機戦では一発に泣いた先発・テーラーも、坂本の自在のリードに乗せられ、最後まで投げ抜いた。

 1部リーグの12チームでは、唯一の医療機関。医療器具を病院に卸す仕事に携わる坂本ら、選手のグラウンド外の“活躍”を見てきた指揮官にとっても、苦労が報われた1勝は感慨深い。「どの選手も(新型コロナ感染がピークの頃は)一日中働いていて、なかなか練習もできなかった。こういう時だけに、プレーで元気を与えていきたい」。3試合を終え、全勝も全敗も不在と大混戦模様を呈するリーグ戦。「対ウイルス」の最前線で戦ってきた経験は、きっと正念場で生きてくる。

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