大坂なおみ 逆転で2年ぶり全米オープンV 4大大会アジア勢単独最多3勝目

[ 2020年9月13日 07:09 ]

テニス全米オープン第13日 ( 2020年9月12日    ニューヨーク ビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニスセンター )

全米オープン女子シングルス決勝でバックハンドショットを放つ大坂なおみ(AP)
Photo By AP

 テニスの全米オープン第13日は12日(日本時間13日)、ニューヨークのビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニスセンターで行われ、女子シングルス決勝で世界ランキング9位の第4シード、大坂なおみ(22=日清食品)は、同27位のノーシード、ビクトリア・アザレンカ(31=ベラルーシ)と対戦。1―6、6―3、6―3でフルセットの末に勝利し、2年ぶりの優勝を果たした。四大大会は昨年の全豪オープンも制しており、通算3勝で女子の李娜(中国)を抜いてアジア勢単独最多となった。

 過去の対戦成績は、大坂の2勝1敗で、直近の2戦は大坂が連勝。全米オープンの前哨戦、8月の「ウェスタン&サザン・オープン」の決勝でも対戦予定だったが、大坂が試合前に棄権したため、戦績には含まれていない。

 2年ぶりの優勝を目指す大坂と、自身3度目の決勝で初優勝を目指すアザレンカによる元世界ランキング1位同士の戦い。第1セット第1ゲームで大坂はダブルフォルトするなどし、いきなりブレークを許した。その後もファーストサーブの確率が上がらず、第5、7ゲームもブレークされ、自らは1度もブレークできないまま第1セットを1―6で失った。

 第2セットに入り、徐々にサーブの調子が戻り、第2ゲームで先にブレークを許したものの、すぐに第3ゲームでブレークバック。第7、9ゲームでもブレークに成功し、第2セットを6―3で取り返し、勝敗の行方はファイナルセットにもつれ込んだ。

 第3セットでも大坂の勢いは止まらず、第4ゲームをブレーク。続く第5ゲームを0―40からキープして流れを引き寄せて、2年ぶりに全米女王の座に返り咲いた。

 優勝インタビューで大坂は「本当に強い相手だった」とアザレンカを称え、第1セットダウンから逆転に「頑張るしかないと思っていた」と話した。

続きを表示

この記事のフォト

2020年9月13日のニュース