大坂なおみ、7枚の黒マスクに思い込め…手にした4大大会3勝目

[ 2020年9月13日 08:04 ]

テニス全米オープン第13日 ( 2020年9月12日    ニューヨーク ビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニスセンター )

全米オープン女子シングルス決勝で、2014年に射殺された黒人の少年、タミル・ライスさんの名前がプリントされたマスクをつけて入場した大坂なおみ(AP)
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 女子シングルス決勝で世界ランキング9位の第4シード、大坂なおみ(22=日清食品)は元世界1位で同27位のビクトリア・アザレンカ(31=ベラルーシ)に1―6、6―3、6―3で逆転勝ちし、2年ぶりの優勝を果たした。試合時間は1時間53分。18年全米、19年全豪に続く、4大大会3勝目を挙げ、優勝賞金300万ドル(約3億1800万円)を手にした。今大会は決勝までの試合数に合わせて黒人被害者の名前入りマスクを7枚用意。この日は14年にオハイオ州で警察官の発砲を受けて死亡した12歳(当時)の黒人少年タミル・ライス君の名前入りマスクを着け、全7枚を披露した。

 ☆ブレオナ・テイラーさん(1回戦)3月に米ケンタッキー州の自宅で就寝中に薬物事件の捜索のためアパートに突入した白人警官に射殺された。救急救命士で当時26歳。

 ☆エリジャ・マクレーンさん(2回戦)19年8月に米コロラド州でコンビニで買い物をして徒歩で帰宅中に不審者とみなされて警察官に拘束された。首を絞められ精神安定剤を注射されて心肺停止状態となり、数日後に病院で死亡。当時23歳。

 ☆アマード・アーベリーさん(3回戦)2月にジョージア州でジョギング中、白人男性にトラックで追い掛け回されて射殺された。当時25歳。

 ☆トレイボン・マーティンさん(4回戦)12年2月にフロリダ州でヒスパニック系の自警団員に射殺された。当時17歳の高校生。

 ☆ジョージ・フロイトさん(準々決勝)5月にミネソタ州で白人警官に暴行されて死亡した。当時46歳。首を地面に押し付けられ「息ができない」と訴える動画が拡散したことで「ブラック・ライブズ・マター(黒人の命も大事だ)」のスローガンを掲げるデモが全米に広がった。

 ☆フィランド・キャスティルさん(準決勝)16年7月にミネソタ州で警官に射殺された。自動車の後部ライトが壊れていたために呼び止められ、免許証を取ろうと手を伸ばしたところを撃たれた。私立校の食堂責任者で当時32歳。

 ☆タミル・ライス君(決勝)14年11月にオハイオ州で銃のようなものを所持した少年がいるとの通報で駆け付けた警察官がライス君に発砲。手にしていたのはエアガンと判明した。当時12歳。

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