日本代表対決に敗れた太陽誘電の藤田倭は立ち上がりを悔やむ

[ 2020年9月13日 18:58 ]

日本女子ソフトボールリーグ1部第6節最終日   太陽誘電3―4ビックカメラ高崎 ( 2020年9月13日    群馬県・高崎市ソフトボール場 )

<太陽誘電・ビックカメラ高崎>7回4失点で敗戦投手になった太陽誘電・藤田(日本ソフトボール協会提供)
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 太陽誘電のエース藤田倭投手(29)は立ち上がりを悔やんだ。「先頭を出してズルズルいってしまった。バッテリーでコミュニケーションが取れていなかった」。初回に2死満塁のピンチを招くと、6番の山本に押し出しの四球。続く我妻には直球を左翼線へ運ばれ、さらに2点を失った。

 ビックカメラ高崎の先発は、日本代表の大エース上野だっただけに「3点も取られたら、その後が0でも意味がない」と反省しきり。7回表は、1死三塁での投ゴロで、一塁に送球する間に三塁走者に本塁を奪われ、これが決勝点になった。チームの連勝は2で止まり、今季初黒星になった。

 敗戦投手になったが、2回以降は立ち直り、一発攻勢の味方の援護もあって、試合を作り直した。丁寧にコースを突いて失点を防いた。「低めに集められていた。いいところはあったと思う」。7回7安打4失点、4四球5奪三振の内容は、収穫も多かった。

 3番を打つ打撃では、「変なボールが来ていた。体の近くから曲がってくるボール」と、昨年までなかった上野の配球に手こずりながら、5回に中前打を放った。「甘いボールはほぼなかった。1本打てたからいいかな」。日本代表の看板投手対決に敗れたものの、投打で手応えを感じ取っていた。

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