男子1万メートル競歩 池田向希が大会新V ヨガ効果で圧勝「理想の形に近づいている」

[ 2020年9月13日 05:30 ]

陸上 日本学生対校選手権第2日 ( 2020年9月12日    新潟・デンカビッグスワンスタジアム )

男子1万メートル競歩で38分41秒45の大会記録で優勝した池田
Photo By 代表撮影

 男子1万メートル競歩は東京五輪20キロ競歩代表の池田向希と同50キロ競歩代表の川野将虎(ともに東洋大4年)の五輪コンビが出場。19年世界選手権6位の池田が38分41秒45の大会新記録で2年ぶり2度目の優勝を飾った。50キロ競歩日本記録保持者の川野は40分35秒20で3位。女子100メートルは昨年の日本選手権200メートル女王の児玉芽生(福岡大3年)が日本歴代3位となる11秒35(向かい風0・2メートル)で初優勝した。

 池田はスタート直後から別次元のスピードで“独歩状態”に入り、ライバルで同じ五輪代表の川野も周回遅れにしてみせた。同じ東洋大OBで16年リオ五輪代表・松永大介(富士通)の大会記録を30秒以上更新。「最低限やりたいレースができた」と笑みがこぼれた。

 コロナ禍で活動が制限される中、可動域を広げる目的で新たにヨガも取り入れた。指導を受ける酒井瑞穂コーチから送られてくる動画を参考に毎日行った。「脱力した上で、締める部分は締める。理想の形(フォーム)に近づいている」と効果を実感している。
 五輪代表を決めた3月の全日本競歩能美大会以来、約半年ぶりの試合で最高の再スタート。「20キロに対応できるスピード、持久力を強化していきたい」と語った。

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